穢れの忌避

神域では穢れを忌避します。なので神社境内にお墓がないのはそのためです。
日本人は神話の時代までさかのぼれば神様も祖霊です。
祖霊を偲ぶ気持ちとお墓そのものは別なのです。

穢れは気枯れとも言います。精気や生気が枯れることを意味していますが、
自分は穢れとは死そのものと思います。人はいつか必ず死をむかえますが、そのとき必ず誰かが心を痛めます。誰かが心を痛めることは悲しいことです。心を痛めると気枯れとなり穢れにつながります。
心の平常を保つためには清浄であるべきで、そのために祓清めますが、神域に死そのものがあると祓い清めきれません。

心の安定は普段の生活において大事です。気付きにくいことなのですが、重度の不安定になったときに心身に異常をきたし、その重要性に気づくのでは遅いので、普段の生活の中に心を安定させる習慣として祓い清めることを推奨します。

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