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神事とその意味

神事は日々の生活の安定とその感謝、超常的な脅威や自然の脅威に対する救い、神様や祖先との対話のために常世と現世との接点を持つための儀式です。 日本の風土のもとに昇華され、2000年以上受け継がれている貴重で有意義であることが証明されている儀式です。

 儀式には政治的な意味ももつこともあるでしょうが、長きにわたり受け継がれていった根底には人々が幸せに生きていくうえで必要とする要素が備わっていたからだと思います。 

心と体を清浄にし、神様に守られ幸せになりますようにと祈る。 「祓へ給ひ 清め給へ 神ながら 守り給ひ 幸へ給へ」 世界の宗教共通の想いだとも思います。 なんぴとも宗教の信仰を否定をするものではありません。 何事も突き詰めれば神秘の道に交わるものなのです。 

世界の歴史上、宗教と政治は密接につながり、その権力の均衡が崩れるたびにその中で争いも繰り返し起きています。 豊かさによる幸せと心の幸せは決して相反するものではないのですが質が異なるものです。 日本の神道はその点がうまく調和されていると思います。

 天照大御神と豊受大神の関係や、天津神・国津神・八百万の神たちの関係性や、3種の神器と神勅でも示されているとも思います。

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