見出し画像

備忘録 中国・スイス・イタリア・スウェーデン 4ヵ国11都市を8日間でめぐった旅行記 ~中国、スイス1日目~


こんにちは、にぎです。
タイトルからして出オチ?となったかと思いますが、強行旅行をした際の備忘録となります。北京トランジットの部分だけ先行して下記記事にまとめておりますので良かったらドウゾ!

記事はこちら!


さて、今回の日程は下記となります。
8/9    中国(北京)
8/10  スイス(ジュネーヴ、グリンデルヴァルト)
8/11  スイス(グリンデルヴァルト、リッフェルベルグ、インターラーケン)
8/12  スイス(ツェルマット)
8/13  スイス(チューリッヒ)
      イタリア(ローマ)
8/14   イタリア(フィレンツェ、ミラノ)
8/15   イタリア(ミラノ)
      スウェーデン(ストックホルム)
8/16  スウェーデン(ストックホルム)
8/17    中国(北京)
   日本着 

正気か?

なぜこの様な旅程になってしまったか(?)というと前回のフィンランド旅(下記参照)で溜まっていたマイルで大変安く各国へ行けることが発覚して勢いで予約、結果爆盛り旅になったという経緯です。


では何故こんなにも安いのか。理由は中国系の航空会社を使用する便だからです。行きも帰りもエアチャイナ、途中のヨーロッパ内の移動はSAS、航空会社は指定できませんのでいぶし銀の空旅となります。

尚、事前にエアチャイナのことを調べましたが
「爆遅延をかますエアチャイナ」
「機内食がまずすぎる」
「ロシア上空を滑空する」
「座席が半分大破しておりその座席で怪我した」

横転するような記事で行く前から震えあがります。乗ってみたら快適だろう、住めば都、ならば乗ればエミレーツですよね。(※自己暗示)

今回はかなりの移動を予定していたのでエクセルにて分刻みのスケジュールを練り、予定がダメになった場合の代替案も用意していました。

特にイタリアは遅延する可能性が高く1時間~1時間半はバッファ時間を取り予定を組みました。結果遅延は一切発生せず、逆に新幹線で早く目的地に着いてしまった(※そんなことある?)など……………

……とここまで書きましたがスイス→イタリア便が遅れ、荷物も出てこず美術館に行けるか行けないかの瀬戸際でタクシーおじに懇願したところ140キロで爆走、美術館に滑り込みファイアできたということがあったのでバッファは必要であると記しておきます。

では中国〜スイス1日目までを記していきます。

◆1日目

1日目から山場が来ます。我らのエアチャイナに搭乗です。エアチャイナカウンターを見ると、オンラインチェックインの機械はあるものの故障により使えません。長蛇の列に並ぶ羽目になります。

預入荷物が1人2つまでOKとのことで良い点ではありますが大量の荷物を持った大量の中国人がカウンターに並んでいます。更に中国入国ビザの兼ね合い、乗り継ぎ地確認も他の国より厳しいため手続きに大変時間がかかります。


カウンターを抜け保安検査に並ぶと既に時刻は搭乗案内45分前。ラウンジに行く予定が行けずに終わります。搭乗口まできたものの案の定遅延1時間。……ここまでは想定内です。

搭乗。

ジャンボ機で2-4-2のシート。


航空機内の座席の色あせ具合が異なっており、突貫修理?とわかる座席。窓際2席と取っていたので自席につくと、私の座る所が30度右に向いていました。座ると自分の脚が夫の脚にぶつかります。

設計ミスってレベルじゃねーぞ

目の前のモニターの画面をタッチしてもうまく反応しません。なんとか空路表示を出せましたがこれで北京まで行くのかあ……と目線を下にずらすと、テーブルには茶色の液だれが。幸先良すぎィ!と思っていたら目の前の中国人が屁をこき(※ソプラノ)、エアチャイナの洗礼を受けている………と夫を見ると既に夢の中。

捌ききれんが?

出発すらしておらず席にスチャ(座)しただけでこの情報量。既におなか一杯です。胸やけを起こしながら飛行機は無事離陸。上空では英語を頑なにしゃべらないCAさんに機内食、ドリンクをサーヴしてもらいました。

確か肉料理だった。甘めの味付け。

機内食はまずいという前評判があり身構えていましたが、うん………という感じでした。八角香る中国独特のスパイスが効いているので苦手な人も多いかもしれません。


わたしは飛行機が苦手なので、国内外の飛行機に乗る際は必ずアネロン+風味がきついガム+ゲームで乗り切ります。夫も三半規管がゲロですが飛行機は大丈夫な様子。

「飛行機に酔ったことないねんな!ガハハ」と歯茎を剥き出しして無料ビールをしこたま飲みます。今回も中国のビールがあったのでご機嫌で飲酒していました。

歯茎剥き出しで飲酒する夫。
アジアのビールなのであっさりの味。


アナウンスがありそろそろ着陸かというところなのですが一向に着陸する気配がありません。空路を見てみると北京空港を避ける形でぐるっと一周していました。どうやら集中ゲリラ豪雨で降りれず雨雲の中を大揺れしながら空中を回っている様です。

アネロン入れててよかった~と思い隣を見ると真っ青な顔をしている夫。「気持ち悪い…吐きそう。」お手本のようなフラグ回収ですね。歯茎剥き出しでビールを飲んでいた見る影もなく、歯茎シオシオです。


アネロンとガムを渡し、「あと少し!」と励まし続けるのですが、後ろから「ゲェポ…………」という音。なるほどここが地獄か。

車輪が出た振動がして、「車輪でたよっ!!」と伝えますが夫自身もクライマックスでした。エチケット袋を開けて見守ります。えづく夫、えづく誰か、揺れの機内、悲鳴を上げる乗客。

…無事着陸し機内は盛大な拍手と口笛に包まれます。
(ん、着陸終わり、北京到着。心安らかなり。)
構文を嗜むくらい特濃な空旅となりました。エアチャイナの記事長すぎですね大変だったんです許してください。

ビザの手続きを無事済ませた後は市街地に向かういます。最初天安門広場へ行こうと思っていたのですが予約が必要みたいで入場ができませんでした。中国の国民も同様だそうで行きたい方は事前予約は必須となりますので注意してください。
居住者は、入場門でマイナンバーカード?のようなものをかざし、警察に検閲→許可→入場という流れで場内へ入場されており社会主義の国の特徴を感じました。

地下鉄を降りるといくつかゲートがあり
現地民は検閲されている模様。
観光客はパスポートでOK.


天安門から地下鉄に乗り王府井へ向かいます。大都会でショッピングモールも軒を連ねていてフードコートなどもあり面白かったです。買い物は全てQRコード決済で現金では決済できません。アリペイかウィーチャットペイが無ければなにもできないので日本で事前にDLしておきましょう。


デパートが異常にデカかった。
そして変な匂いがした。


さて、数時間の観光を終え北京空港へ帰りスイスへ向かいます。搭乗した飛行機は案の定モニターが変で、コツをつかんでうまく動かせるようになりましたが放映番組が基本中国の民放(?)で字幕なし。誰が見るねん。

機内食が2回?程出て無事大きな気流の乱れもなくスイスのジュネーブへ到着。ちなみに夫は今回ビールを飲みませんでした。(トラウマ)

◆2日目


快晴!スイスへ入国!


奇跡の時間通りの到着を果たし、ジュネーブに降り立った我々。その日はジュネーブ観光とグリンデルヴァルトへ到着することが目的だったのでまずは駅のロッカーに荷物を置き、街へ出かけます。ロッカーの使い方は日本と同じでクレジットカード決済で預け入れることができます。

にぎやかな通りに出ましたが、最初に感じたことは町が静かなだな、ということです。日本よりも圧倒的に人口が少ないからなのか、とにかく騒音が無く快適でした。街には大きな湖があり周囲を軽快に走っている人もいれば木陰で寝転がっている人もいるので、在住者は幸福度が高いんだろうなぁと想像できる風景が広がっていました。

とても静かな街中。
透き通るブルーの湖。
周りにはランナーがたくさんいました。


ジュネーブ観光はそこそこに、グリンデルヴァルト向かいます。

スイスの電車は大変高額なので、スイストラベルパス、もしくはスイスハーフウェアパスを必ず購入し使用することを進めます。
私達はドケチなので、スイス3日間に使用する路線を全て洗い出し、SBBを使って通常料金・トラベルパス使用時料金・ハーフウェア時料金を計算し比較しました。

トラベルパスはジュネーブ~グリンデルヴァルトへの料金は無料ですが、ユングフラウへの料金はあまり割引されません。他、マッターホルンへ行くゴルナーグラート鉄道の割引もハーフウェアと変わらなかったので、トラベルパスへ初期投資する金額を回収出来なさそうだと発覚、ハーフウェア割引を受けることにしました。

こちらはスイストラベルパス。
無料区間はお支払いなしでいけますが
下記画像の割引率の区間は
率をかけたチケット代を支払います。
こちらはハーフウェア。
120スイスフランに加えて全ての路線は
基本料金の半額のチケット代金となります。
割引率はこちら。


このように自分たちの旅程に合わせる形で何がお得か検証した方がより安くでいけるかと思います。

ハーフウェア、スイストラベルパスは先ほどのSBSにアクセス、会員登録した後に購入ができます。こちらハーフウェアは購入した日から1ヶ月間割引が効くので、早めに購入しても構いませんが、トラベルパスだと日にちをしっかり指定しないと行けないので間違えないようにしてください。


ということで、ジュネーブからまずインターラーケンまで電車で移動します。

スイスの電車の乗り方は、アプリでチケットを購入、もしくは駅の発券機で購入します。


アプリでも券売機でも、
購入したらQRコードが発行されるので
それを使います。


1等車か2等車かを選ぶ必要がありますが1等は綺麗で割高です。正直割安の2等も全然変わらないので我々は2等の安い方で移動しました。1等か2等がどこに停車するか、プラットホームの電光掲示板に事前に表示されてるのでそれを見てホームを移動し、乗車する形となります。

唯一2等車で困ったこと、ですが、団体とぶつかったことでした。団体が騒いでうるさいかったのか、その車両だけ空調を切られておりサウナが出来上がっていました。そうとも知らずに乗る我々。灼熱地獄で死にかけます。

紫色の子達がわいわい騒いでいた


インターラーケンまで着きグリンデルヴァルド行きの電車へ乗り換えます。

ここからは登山列車に乗車。
空調も必要ないくらい涼しい。
電車の窓は全開。気持ち良い。


平べったい桃とサラミを食す。

30分ほどゆっくり電車に揺られ、グリンデルヴァルトへ到着。

色んな国からたくさんの観光客が来ている。


目の前に聳え立つ山が見え、空気は澄んでおり、気温も涼しく最高の避暑地です。
駅から出て正面に続く道がメインストリートなのですが、我々の宿はメインストリートから少し入り、坂を登った上にある宿でしたので荷物を持って上がると筋肉痛に見舞われる羽目になります。

こんな感じの部屋。
空調はありません。十分広い。
窓からはとんでもない絶景が見える
夕方の山。夕日に照らされてきれいですね。


この宿は本当におすすめでした。グリンデルヴァルドの宿は、差別されたと口コミに記載のある宿があってairbnbにしようかと思って見てみると、費用もホテルと変わらないし決めあぐねていました。

この宿の口コミはアジア人からの口コミが多くて差別はされないと確信できたのと、リーズナブルかつ素晴らしい景色を堪能できることから選択しました。

夜間に洗濯機を使ったのですが操作がわからず500000000分洗濯機の前で悩んでいたのですが、それを察知しオーナーさんがすっ飛んできてくれたり、本当に優しくしてくださって感謝です。


さて、チェックインも無事に済みましたので街を散策します。街にはcoopというスーパーがありますが、グリンデルヴァルドのスーパーは19時に閉店してしまうので購入したいものがある場合は早々に購入することをおすすめします。コンビニも一応ありますがただでさえ物価が高いため、びっくりする値段で売られていますので注意です。

この右の施設がcoop。結構広いです。
夜ご飯はチーズフォンデュを食べました。


チーズフォンデュですが美味しくないという声が結構あります。ここのチーズフォンデュはワインの風味が効きすぎていないので日本人の舌にも合うかと思います。チーズは煮詰まっていくため、時間をかけて食べれば食べるほど塩辛くなりますので早く食べることをおすすめします。


次の記事はスイス二日目〜イタリア編(ボリューム的にローマまでしか書けない気がしますが)です。
読んでくださりありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?