650円のカレーではなく1,000円のチキン南蛮
仕事で客先訪問終わり、ちょうどランチタイムだったので、久しぶりに同僚4人とご飯を食べることになりました。
先輩お気に入りの店ですが、個人的にはそんなに好きじゃない鶏肉系居酒屋のランチです。
サラリーマン達が会話もあまり弾まずに、テーブルに置いてある夜営業時のメニューを眺めながら「へー、こんどここ夜来てみたいね」「ソウッスネ」と言って、その後もランチの時にしか来ない系居酒屋です。
ご時世からなのか、以前は四種類くらいランチメニューがあったのですが、チキン南蛮とチキンカレーのみになっていました。
同行者はみんなチキン南蛮をオーダーする流れだったのですが、以前に食べたことあるので、カレーにしようかなと思いました。
しかし、価格を見てなやみました。チキンカレーが安すぎたのです。
店員を呼んだところまでは断固たる決意で、チキンカレーを頼もうと決めていたのですが、いざ、他の3人が「チキン南蛮で良いよね?」とお互いに言い合っているのを見て、『ゆらぎ荘の幽奈さん』ばりに揺らぎました。
このまま、チキンカレーを頼んでしまうと財布に余裕がないやつだと思われてしまう。そればかりか、みんなと同じものを頼まない自分の欲望のままに生きる自己中心的な奴に思われてしまう!と、必死の葛藤の末、チキン南蛮をオーダーすることになりました。
こうしてまた、同調圧力に屈する日本人が形成されていくのでした。
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