2023.5.19 非鉄相場改定情報
本日、電気銅・ダライ粉価格が改定されました。
電気銅 1180円/kg (+10円) 5/19
電気亜鉛 406円/kg (+6円) 5/18
N社ダライ粉 827円/kg (+8円) 5/19
海外市況(5/18)
外国為替レートUSD/JPN TTS 138.62円/ドル
LME銅、現物 8171.5ドル/t -4.5ドル/t
先物 8172.5ドル/t -127ドル/t
銅在庫 90525トン +3900トン前日比
NY銅、先物 368.15セント/t -6.15セント
LME銅建値計算トン 117.5万円(現物)
NY銅相場建値計算トン116.5万円(先物)
<為替>
6月米利上げ確率上昇、ドル続伸 18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円80銭から138円75銭まで上昇し、138円70銭で引けた。
米週次新規失業保険申請件数が前週から予想以上に減少し労働市場の強さが新たに確認されたほか、5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数も予想以上に改善。
さらに、ローガン米ダラス連銀総裁が物価高で、まだ、利上げ停止の論拠が見られないと、追加利上げを示唆したため6月連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げ確率が上昇し、ドル買いが加速。
マッカーシー米下院議長が来週にも下院で債務上限を巡る討議を予想しているとの発言を受けて債務上限交渉進展期待もドル買いを支援した。
<株式>
米国株式市場は続伸、債務上限交渉妥結に期待 ダウ平均は115.14ドル高の33,535.91ドル、ナスダックは188.27ポイント高の12,688.84で取引を終了した。
週次失業保険申請件数の減少を受けて追加利上げ観測が強まり、金利高を警戒した売りが序盤は上値を抑制。
一方、マッカーシー下院議長が来週にも下院で債務上限問題を討議する見通しを示すと債務上限交渉の妥結期待が高まり相場は上昇に転換。
ハイテク株は終日堅調で相場をけん引、終盤にかけて上げ幅を拡大した。
セクター別では半導体・同製造装置が上昇した一方で、家庭・パーソナル用品が下落。
<米原油先物>
反落で71.94ドル、ドル高などを意識した売りが入る NY原油先物6月限は反落。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比-0.95ドルの71.94ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは71.42ドル-72.87ドル。
ロンドン市場で72.87ドルまで買われたが、ドル高を意識した売りが増えたことで米国市場の後半にかけて71.42ドルまで反落。
通常取引終了後の時間外取引では主に72ドルを挟んだ水準で推移。
<NY金先物>
続落で1959.80ドル、ドル高などを意識した売りが強まる NY金先物6月限は続落。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、前営業日比-25.10ドルの1959.80ドルで通常取引終了。
時間外取引を含めた取引レンジは1954.40ドル-1988.80ドル。
アジア市場で1988.80ドルまで買われたが、ドル高や米長期金利の上昇を意識した売りが強まり、米国市場の中盤にかけて1954.40ドルまで下落。
その後は下げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では主に1960ドルを挟んだ水準で推移した。
<所感>
米国の追加利上げでドルが買われ、債務上限交渉妥結に期待で株式が続伸した結果、原油や金などの商品相場が下落しました。
銅も同様に下落しておりますが、円安に振れた分本日の改定になったと思います。
リセッションの危機も何のその、力強い米国経済を見ているようです。
また、日経平均もここにきて一気に3万円台を突破し1990年8月以来33年ぶりの高水準になりました。
米国の状況も加味され、足元の日本株の堅調さについて岸田首相が海外の大手半導体企業の幹部らと面会するなど、半導体分野への積極的な姿勢をみせていることで半導体関連銘柄が買われ、相場を押し上げている要因があります。
さて、来週以降はどのように動くのでしょうか。
今後の注目は、6/1に発表されるISM製造業景気指数や非農業部門雇用者数ですね。
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