2023年7月3日 相場改定情報
本日、電気銅・電気亜鉛・ダライ粉価格の7月スタートとました。
電気銅 1260円/kg (±0円) 7/1
電気亜鉛 403円/kg (±0円) 7/1
N社ダライ粉 874円/kg (±0円) 7/1
海外市況(6/30)
外国為替レートUSD/JPN TTS 145.99円/ドル
LME銅、現物 8210ドル/t +44.5ドル/t
先物 8286ドル/t +91.5ドル/t
銅在庫 72975トン -2450トン前日比
NY銅、先物 374.1セント/t +6.35セント
LME銅建値計算トン 124万円(現物)
NY銅相場建値計算トン124.4万円(先物)
<為替>
米5月コアPCE価格指数の伸び率鈍化でドル弱含み 6月30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円74銭から144円21銭まで下落し、144円30銭で引けた。
米5月コアPCE価格指数の伸びが前年比で鈍化したため、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が緩和し長期金利低下に伴いドル売りが優勢となった。
<株式>
米国株式市場は上昇、インフレ鈍化を好感 ダウ平均は285.18ドル高の34,407.60ドル、ナスダックは196.59ポイント高の13,787.92で取引を終了した。
個人消費支出(PCE)コア価格指数の伸びが鈍化したため、連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が後退し買いが先行。
金利低下に伴いハイテクも買い戻され相場を押し上げた。
月末、四半期末で運用会社などによるドレッシング買いも見られ終日堅調に推移した。
セクター別では半導体・同製造装置、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方、耐久財・アパレルが下落。
<米原油先物>
強含み、株高などを意識した買いが入る。
6月30日のNY原油先物8月限は強含み。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比+0.78ドル(+1.12%)の70.64ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは69.53ドル-71.04ドル。
米国市場の序盤にかけて69.53ドルまで売られたが、株高やドル高一服を意識した押し目買いが観測され、一時71.04ドルまで反発。
通常取引終了後の時間外取引では70ドル台で推移。
<NY金先物>
小幅高、ドル高一服を意識した買いが入る。
6月30日のNY金先物8月限は小幅高。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は、前営業日比+11.50ドル(+0.60%)の1929.40ドルで通常取引終了。
時間外取引を含めた取引レンジは1908.10ドル-1930.80ドル。
ロンドン市場の序盤にかけて1908.10ドルまで売られたが、ドル高が一服したことから、米国市場の後半にかけて1930.80ドルまで反発。
通常取引終了後の時間外取引では主に1927ドルを挟んだ水準で推移。
<中国>
中国国家統計局が30日発表した6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.0と、5月の48.8から上昇したものの、景況拡大・悪化の分かれ目となる50を3カ月連続で下回った。
しかし、市場予想とは一致した。
<所感>
FRBの利上げ観測が後退し、為替は円高へ、米国株式は上昇しました。
原油相場も株式相場に引張られプラスで取引され、金もドル高の一服感から買いが入りました。
6月の中国PMIは市場予想と一致しいることと、5月からは上昇していることから悪材とはならず、銅需要への期待もあるのではといった先物買いが入っております。
LME銅先物相場は30日から反発しはじめ現在、8389.5ドルになっています。
NY銅先物相場も同様に3798ドルまで回復しています。
先月末での計算式では、K20円ほどの下げ相場とみておりましたが、本日は先物相場の価格を加味して据え置きにてスタートしました。
気になるところは、銅在庫が大幅に減少したところです。