2023年4月11日 非鉄相場改定情報
本日、電気銅・ダライ粉価格が改定されました。
電気銅 1240円/kg (+40円) 4/11
電気亜鉛 427円/kg (-21円) 4/10
N社ダライ粉 872円/kg (+16円) 4/11
海外市況(4/10)
外国為替レートUSD/JPN TTS 133.62円/ドル
LME銅、現物 休場ドル/t 休場ドル/t
先物 休場ドル/t 休場ドル/t
銅在庫 休場トン 休場トン前日比
NY銅、先物 398.65セント/t -3.95セント
LME銅建値計算トン 休場万円(現物)
NY銅相場建値計算トン121.39万円(先物)
<為替>
日銀緩和維持の思惑で円安進行 10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、132円69銭から133円87銭まで上昇し、133円59銭で引けた。
米3月雇用統計を受けて労働市場が引き続き堅調であることが証明されたほか、NY連銀3月調査で1年のインフレ期待が上昇したため5月連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げ観測が強まり、金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。
さらに、日銀の植田新総裁が現行の大規模緩和を当面維持する姿勢を示したため円売りも加速。
<株式>
米国株式市場はまちまち、金利先高観が上値抑制 ダウ平均は101.23ドル高の33,586.52ドル、ナスダックは3.60ポイント安の12,084.36で取引を終了した。
3月雇用統計の結果が労働市場の堅調さを示したため金利上昇を嫌気した売りが先行。
その後、国内経済の見通しが改善したほか、金融システムへの不安も一段と後退し、ダウ平均は上昇に転じた。
一方、連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が強まり、金利先高観を重しにハイテクは終日軟調に推移。
主要株価指数はまちまちで終了した。
セクター別では半導体・同製造装置、資本財が上昇した一方で、テクノロジー・ハード・機器が下落。
<米原油先物>
反落で79.74ドル、ドル高を嫌気 NY原油先物5月限は反落。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比-0.96ドルの79.74ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは79.65ドル-81.19ドル。
アジア市場の序盤に81.19ドルまで買われたが、利食い売りが増えたことによって伸び悩み、米国市場の序盤に80ドルを下回った。
その後、81.08ドルまで戻したが、ドル高を意識した売りが強まり、79.65ドルまで反落。
通常取引終了後の時間外取引では主に80ドルを下回る水準で推移した。
<NY金先物>
続落で2003.80ドル、ドル高を嫌気して一時2000ドルを下回る NY金先物6月限は続落。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、前営業日比-22.60ドルの2003.80ドルで通常取引終了。
時間外取引を含めた取引レンジは1996.50ドル-2021.50ドル。
アジア市場の序盤で2021.50ドルまで買われたが、その後は利食い売りが増えたことで弱含み、米国市場の前半にかけて1996.50ドルまで一段安となった。
ドル高が嫌気されたようだ。
通常取引終了後の時間外取引では主に2006ドルを挟んだ水準で推移。
<所感>
7日の欧米市場はグッドフライデーの祝日のため休場で、10日は欧州市場がイースター・マンデーで休場でした。
国内電気銅建値ですが少し上げ過ぎ気味な感があると思いました。
LMEもNYも先物と足元為替で計算しても1230円/kg程の改定価格と思いました。
本日は、前回の改定と比べると海外電気銅相場はほぼ変わらず、為替が円安に動いたことによる改定だと判断致します。
JX金属はまだまだ円安気配を感じた改定だったのでしょうか。
先行き不透明な市場動向が続くので、あまり冒険は出来ないですね。