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2023.5.11 非鉄相場改定情報

本日、電気銅・ダライ粉価格が改定されました。
電気銅          1180円/kg    (-30円) 5/11
電気亜鉛          409円/kg   (0円)  5/8
N社ダライ粉     829円/kg     (-18円)  5/11 

海外市況(5/10)
外国為替レートUSD/JPN TTS  136.15円/ドル
LME銅、現物 8469ドル/t  -114ドル/t
       先物 8512ドル/t -78.5ドル/t
銅在庫  75375トン  +3700トン前日比
NY銅、先物     382.8セント/t  -6.1セント
LME銅建値計算トン   119.5万円(現物)
NY銅相場建値計算トン118.8万円(先物) 

<為替>
ドル弱含み、年内米利下げ観測強まる 10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円41銭から134円11銭まで下落し、134円34銭で引けた。
米4月消費者物価指数(CPI)で伸び鈍化軌道が確認されたため連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ停止、年内の利下げ観測が強まり、金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。

<株式>
米国株式市場はまちまち、金利低下でハイテクに買い ダウ平均は30.48ドル安の33,531.33ドル、ナスダックは126.89ポイント高の12,306.44で取引を終了した。
4月消費者物価指数(CPI)でインフレの鈍化基調が確認されたため、利上げ停止観測が高まり、上昇して始まった。
ただ鈍化ペースは依然遅く、また、根強い景気後退懸念もくすぶり、ダウ平均は下落に転じた。
一方、金利低下に伴うハイテクの買いが続き、ナスダック総合指数は終日堅調に推移。
主要株価指数はまちまちで終了した。
セクター別ではメディア・娯楽、ソフトウェア・サービスが上昇した一方で、エネルギーが下落した。

<米原油先物>
反落で72.56ドル、戦略石油備蓄補充に絡んだ買いは一巡 NY原油先物6月限は反落。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比-1.15ドルの72.56ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは71.80ドル-73.89ドル。
米国市場の前半にかけて73.89ドルまで買われたが、戦略石油備蓄補充に絡んだ需要増加を見込んだ買いは一巡。
通常取引終了後の時間外取引では主に72ドル台で推移。

 <NY金先物>
小幅安で2037.10ドル、米長期金利低下で下げ渋る NY金先物6月限は小幅安。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、前営業日比-5.80ドルの2037.10ドルで通常取引終了。
時間外取引を含めた取引レンジは2028.30ドル-2056.00ドル。
米国市場の序盤にかけて2056.00ドルまで買われた後、利食い売りが入ったことで反落し、米国市場の後半にかけて2028.30ドルまで下落。
しかしながら、米長期金利の低下を意識した買いが入ったことで下げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では主に2038ドルを挟んだ水準で推移した。

 <所感>
10日に発表された消費者物価指数(CPI)で伸び鈍化基調が確認されました。
結果、利上げ停止→利下げ視野となりドル円は円高に振れております。
株式市場も、金利低下で買いが入っていましたが、金融問題など景気懸念観測がくすぶっている感があります。
原油や金も一巡してやや小幅安です。
中国税関総署が9日発表した4月の銅輸入(未加工銅と銅製品)は前年同月比12.5%減の40万7294トンでした。
需要の低迷と国内生産の増加が背景にあるようです。
受注と利益の減少により多くの銅製品メーカーはここ数カ月で生産を縮小しておりました。
結果、1─4月の銅輸入は前年同期比12.6%減の170万トンでした。世界最大消費国である中国の動向の影響も大きく、需要を伴わない価格上昇は考えにくいです。
現在、為替は1ドル134円台前半です。
来週あたりもうひと段落下落するのではないかと思っております。
本日の改定は、中国の需要低迷やLME銅在庫増などの弱材料に加え、ドル安も後押ししたことが大きな要因だと考えます。

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