2023年5月16日 非鉄相場改定情報
本日、電気銅・ダライ粉価格が改定されました。
電気銅 1170円/kg (-10円) 5/16
電気亜鉛 400円/kg (-9円) 5/12
N社ダライ粉 819円/kg (-10円) 5/16
海外市況(5/15)
外国為替レートUSD/JPN TTS 137.05円/ドル
LME銅、現物 8287ドル/t +47ドル/t
先物 8262ドル/t -18.5ドル/t
銅在庫 76875トン +250トン前日比
NY銅、先物 373.75セント/t +2.1セント
LME銅建値計算トン 117.8万円(現物)
NY銅相場建値計算トン116.9万円(先物)
<為替>
ドル上げ渋り、NY連銀製造業景気指数は予想を下回る 15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円32銭から135円70銭まで下落し、136円05銭で引けた。
米5月NY連銀製造業景気指数が4月から予想以上に悪化したため景気減速懸念にドル売りが強まった。
その後、米アトランタ連銀のボスティック総裁や米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁のタカ派発言を受けて追加利上げ観測が強まり長期金利に伴うドル買い再開。
<株式>
米国株式市場は反発、債務上限交渉の進展期待高まる ダウ平均は47.98ドル高の33,348.60ドル、ナスダックは80.47ポイント高の12,365.21で取引を終了した。
バイデン大統領が債務上限交渉を巡り「妥結は可能」と言及し、警戒感の緩和から上昇して始まった。
しかし、5月NY連銀製造業景気指数が前月から大幅に悪化したため景気減速を警戒した売りが強まったほか、アトランタ連銀のボスティック総裁やミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が追加利上げの可能性にも言及したため、金利高を警戒した売りで一時下落に転じた。
終盤にかけては、大統領と議会指導者との債務上限交渉を明日に控え、買戻しが強まりプラス圏を回復。
セクター別では半導体・同製造装置、銀行が上昇した一方で、公益事業が下落した。
<米原油先物>
反発で71.11ドル、株高を意識した買いが入る NY原油先物6月限は反発。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比+1.07ドル(+1.53%)の71.11ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは69.41ドル-71.69ドル。
アジア市場で69.41ドルまで下げたが、米国市場の後半にかけて71.69ドルまで買われた。
株高を意識した買いが入ったようだ。
通常取引終了後の時間外取引では主に71ドル台で推移。
<NY金先物>
小幅高で2022.70ドル、株高などを意識して上げ渋る NY金先物6月限は小幅高。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、前営業日比+2.90ドル(+0.14%)の2022.70ドルで通常取引終了。
時間外取引を含めた取引レンジは2011.20ドル-2027.50ドル。
アジア市場の序盤で2011.20ドルまで下落したが、市場で2005.70ドルまで下げた後、米国市場の前半にかけて2027.50ドルまで買われた。
ただ、その後は株高や米長期金利の上昇を意識した売りが増えたことで上げ渋った。
通常取引終了後の時間外取引では主に2020ドルを挟んだ水準で推移した。
<所感>
米国のリセッションに対する対策が講じられ市中相場は踏ん張っているように思います。
債務上限引き上げにより目先のデフォルトは回避できそうです。
電気銅相場としては、LME電気銅相場は逆ザヤになっており、LME在庫も増加中であります。
じわじわと相場下落の気配があります。
これで8000ドルを割ってくるとずるずる行ってしまいそうな雰囲気ですね。
本日の改定は、中国の需要減や米国経済不安による投機によるものと判断いたします。
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