2023年5月8日 非鉄金属相場改定情報
本日、電気銅・ダライ粉価格が改定されました。
電気銅 1210円/kg (-10円) 5/8
電気亜鉛 409円/kg (0円) 5/8
N社ダライ粉 847円/kg (-6円) 5/8
海外市況(4/27)
外国為替レートUSD/JPN TTS 134.72円/ドル
LME銅、現物 8465.5ドル/t -113.5ドル/t
先物 8499ドル/t -42ドル/t
銅在庫 62675トン +850トン前日比
NY銅、先物 386.45セント/t +1.45セント
LME銅建値計算トン 118.2万円(現物)
NY銅相場建値計算トン118.7万円(先物)
※5/7休場の為、4/27の市況です。
ただ、先物を確認すると
外国為替レートUSD/JPN TTS 134.99円/ドル
LME銅、先物 8575ドル/t
NY 銅、先物 388.55セント/t
LME銅建値計算トン 120.8万円(先物)
NY銅相場建値計算トン120.4万円(先物)
<為替>
良好な米雇用統計を受けて金利先高観強まる 5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円16銭から135円12銭まで上昇し、134円81銭で引けた。
米労働省が発表した4月雇用統計で失業率が予想外に54年ぶり低水準に低下、非農業部門雇用者数の伸びも予想外に拡大する強い結果を受けて、追加利上げ観測やソフトランディング期待にドル買いが加速。
昨日下げた地銀株の反発で、金融不安が緩和したためリスク選好の円売りが優勢となった。
<株式>
米国株式市場は反発、4月雇用統計を好感 ダウ平均は546.64ドル高の33,674.38ドル、ナスダックは269.02ポイント高の12,235.41で取引を終了した。
健全性が警戒され前日に大きく売られた地銀の株価が大幅反発したことで警戒感が緩和、さらに携帯端末アップル(AAPL)の好決算も好感され、寄り付き後、上昇。
4月雇用統計が総じて予想を上回ると経済のソフトランディング期待から買戻しが強まり、相場全体を一段と押し上げた。
また、セントルイス連銀のブラード総裁が銀行のストレスを巡り「制御可能」との見解を示し、金融不安がさらに緩和したことも買い材料となり、終盤にかけて、上げ幅を拡大した。
セクター別では自動車・自動車部品やテクノロジー・ハード機器の上昇が目立った。
<米原油先物>
上昇、良好な米雇用統計や株高を好感した買いが入る。
5日のNY原油先物6月限は上昇。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比+2.78ドルの71.33ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは68.48ドル-71.72ドル。
良好な4月米雇用統計を受けて株高となり、6月以降も利上げを継続する可能性は残されていることから、原油先物は強い動きを見せた。
<NY金先物>
下落、良好な米雇用統計を受けて利食い売り強まる。
5日のNY金先物6月限は下落。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、前営業日比-30.90ドルの2024.80ドルで通常取引終了。
時間外取引を含めた取引レンジは2007.00ドル-2061.30ドル。
良好な4月米雇用統計を受けて6月以降も利上げを継続する可能性があるため、米長期金利は上昇し、利益確定目的とみられる売りが優勢となった。
<所感>
米市況は地銀懸念により不安視されておりましたが、先週末に発表された米雇用統計は市場予想を上回り株価は反発しました。
それでも、まだ安心できない状況だと思われます。
毎年大型連休明けの動向が気になりますが、なんとか踏ん張った感があると思います。
GW中、国内電気銅相場は計算値でK1200円を下回る勢いでした。(一時計算値K1180円程)
まずは、地銀の安定化を望みますが、S&P500種株価指数の金融株指数は2007年のピークを割り込む水準に近付きました。
過去この水準を割り込むと、回復までに10年かかりました。(リーマンショック時)
市況は、10日に発表される消費者物価指数(CPI)が注目されております。
この指数が予想を下回ると、相場は大きく下落していくでしょう。