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2023年7月19日 非鉄金属相場改定情報

本日、電気銅・ダライ粉価格が改定されました。
電気銅          1230円/kg    (-20円) 7/19
電気亜鉛          397円/kg    (+9円) 7/14
N社ダライ粉     854円/kg     (-12円)  7/19
 
海外市況(7/18)
外国為替レートUSD/JPN TTS  139.88円/ドル
LME銅、現物 8410ドル/t  -50.5ドル/t
       先物 8456ドル/t -19.5ドル/t
銅在庫  59200トン  +25トン前日比
NY銅、先物     381.6セント/t  -1.6セント
LME銅建値計算トン   121.9万円(現物)
NY銅相場建値計算トン121.7万円(先物)
 
<為替>
7月米FOMCでの追加利上げを確実視、ドル反発 18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円70銭へ下落後、139円14銭まで上昇し138円81銭で引けた。
米6月小売売上高の伸びが予想を下回ったため景気減速懸念に一時ドル売りが優勢となった。
しかし、前月分が大幅に上方修正されたほか、国内総生産(GDP)に用いられるコア売上高は予想を上回り需要の底堅さを証明したため堅調な成長期待が再燃し金利も下げ止まりドル買いが再開した。
対ユーロでのドル買いや植田日銀総裁が緩和策を維持する姿勢を示したことを受けた円売りも優勢となった。 
 
<株式>
米国株式市場は続伸、金融決算を好感 ダウ平均は366.58ドル高の34,951.93ドル、ナスダックは108.69ポイント高の14,353.64で取引を終了した。
6月小売売上高が予想を下回り景気減速懸念で売りが先行。
ただ、良好な決算を材料に主要銀行・金融セクターの上昇が全体指数を押し上げ、相場はプラス圏に回復。
さらに、予想を上回ったコア小売売上高で需要の強さを確認し一段高となった。
金利の低下でハイテクも買われ、終盤にかけて上げ幅を拡大した。
セクター別ではソフトウエア・サービスや銀行が上昇した一方で、不動産が下落した。 
 
<米原油先物>
反発で75.66ドル、米国株高を意識した買いが入る NY原油先物9月限は反発。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比+1.58ドルの75.66ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは73.82ドル-75.90ドル。
ロンドン市場の序盤にかけて73.82ドルまで売られたが、米国株高を意識した買いが入ったことによって、一時75.90ドルまで上昇。
通常取引終了後の時間外取引では75ドル台で推移。 
 
<NY金先物>
反発で1980.80ドル、一時1988.30ドルまで買われる NY金先物8月限は反発。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は、前営業日比+24.40ドルの1980.80ドルで通常取引終了。
時間外取引を含めた取引レンジは1958.10ドル-1988.30ドル。
アジア市場で1958.10ドルまで売られたが、その後反転し、米国市場の中盤にかけて1988.30ドルまで上昇。
ただ、その後は株高を受けて上げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では主に1981ドルを挟んだ水準で推移。 
 
<所感>
海外電気銅相場は先週8600ドルを超えてきたためこのまま9000ドル付近まで延びる可能性があるかと思っておりました。
しかし、今週に入り反落し8400ドル台まで下落してしまいました。
ただ、為替が円安に振れたことで本日の改定は穏便な改定となったのではないでしょうか。
円安に振れた要因は上記の為替市況の通りですが、LME電気銅建値の下落は中国の影響が大きいのでしょうか。
中国税関総署が13日発表した6月の銅輸入(未加工銅と銅製品)は前年同月比16.4%減の44万9649トンでした。
国内生産が高水準だったことに加え、国内需要が低迷し、中国では生産者物価が大幅に下落。製造業の活動も縮小しており、需要の重しとなっています。

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