ユニバーサルマナー検定3級を受講、認定証いただきました
ユニバーサルマナー検定3級、受講して認定証頂いてきました。
駅警備や看護助手などで働いてきたので、例えばオストメイトとか、白杖の方の誘導技術とか車椅子の安全な押し方や階段や坂道の手伝い方の知識も実践経験もあるのですが、 それって、仕事で障害がある顧客へのサービスて観点でしかない。
仕事で障害者や高齢者に関わるかも、知識を使うかもだからとか
「お客さん」のため=「自分が仕事で評価されるため、困らないため」じゃなく
市民その1として、困ってる人を助けて「あげる」ではない視点で他者とお互い不快少なく共生するっていうユニバーサルな観点で初心に戻って話を聴けたので良かったです。
お隣にいらした学生さんも「就活で履歴書に書けることを増やしやい」という観点でしたし、他の方は接客業で障害者の方が来るとどうしていいかわからないので勉強しにきた方、きかっけはなんでもいいんです。
私も、別段知らない世界の話ではないこの検定をわざわざ受講費を支払って受けたのは、先々の転職活動のときに、資格一覧の隅に記載すれば
(マイジョブカードにも早速取得年月を記録)
面接のときに話が広がるネタの1つになればラッキーかな、程度です。
ダーバーシティに関する項目もキャリコンの試験範囲にはあるので
技術じゃなく、理念のところを学びたいという純粋な気持ちはありました。
やっぱり勉強はするものです。
自分の中にちょっと歪んだ枠組みがあるのに気づきましたし。
現代、ある意味マイノリティはもうマイノリティじゃないし、
高齢者、幼児、障害者全て「なんらか移動やコミュニケーション、情報収集に不便や困りを抱えるひと」の円グラフの比率は予想以上でしたし
彼らの家族まで含めると(困りを抱える家族がいたら家族全体が何らかは不自由な状況)、
むしろ、家族も全員健常で若い、自分も元気で若い、なんて人は
実際何パーセントいるかな?? と
弱い特別な人を特別な技術でお助けする、という話ではないんですな。
昔なら歩けない見えない聞こえないの前に死んでましたが
今は順当に老いれば、なんらか障害を抱えます。全員老いますし。
時代背景もあり、心身どちらかか両方に障害を先天、もしくは後天的に抱える人の割合も、もう減るということはないでしょう。
市民全員の問題なんですわ。
欠けがある人が困っていたら、どうしたいか訊いて貸せる手があるなら貸す
というだけの非常にシンプルなお話なんですな。

新しく建てるものは、全人類使いやすいユニバーサルなデザインで建てるようになってますが
オンボロい建物でも、舗装されてない道しかなくても
人間が一人いたら貸せる手はある
講師の方は身体障害者の方でしたが、できることもあるので
困ってそうな人に、まず声はかけて希望をきく、とおっしゃってました。
グループワークで 一番たくさん「人が皆、違うこと」を挙げられたチーム、として賞品頂きまして ステッカーです 水筒に貼りました。
人がそれぞれ違うこと。
名前、年齢、国籍、身長、学歴、仕事、家族構成、得意なこと、「違うこと」なんてほぼ無限に挙げられます。
でも、同じ人ってのはいない。似たような人はいます。見た目も他の共通点も20個以上同じ、なんて人も珍しくはないが 仮にいたとしてクローンですら経験も記憶も違う。
まして心の中となったら1万人いたら1万通り。 同じ程度の障害でも手を借りたい人と要らない人がいるし、どの程度手伝うかなんつったら全員感じ方も違う。
だから1人の他人として上からでも下からでもなく (仕事だと業務として下からになりがち) May I help you? でいいんだよね。
英語って敬語がない分(丁寧な言い回しはある) 本質が伝わっていいので好きなんだけど 日本語だと、業務になると「何かお困りのことがあれば遠慮なくお申しつけくださいませ」みたいに 秘書的つうか執事的つうか 変にへりくだりすぎてしまう。「サービスとして」やるからだよね。
勿論それは何も悪くない、いいサービスだけど、
報酬のない「提供」は醤油を切らしたお隣さんに、今夜の夕飯に使う分だけ
どうぞするくらいの対等な感覚ですべきだろな、と思う。
手伝わさせていただきます。ご案内させていただきます、みたいになっちゃう人を見ると。
弱い人に何かしてあげる、という上からスタンスじゃなく
「今日、今たまたま提供できる手」があるなら 「要る?」「いる」「どうぞ」が 「善行」「カッコイイこと」じゃなく 息するようにみんなができるといいよねぇ。
困ってる人がライトに手を借りられる世界は
今困ってない人も生きやすい世界だと思いますし
ちなみにユニバーサルマナー検定は1級まであります。
夕方までいれば実技もある2級も取得できたのですが
埼玉に帰るにはちょっと遠い五反田開催で
かつ3級は5000円なのですが、2級は3倍ほどかかるので
実技は全て仕事で実際に体験のほうも介助のほうもしてるので
国家試験を控え参考書代など出費もかなりある今はパスしました。
いつか落ち着いたら続きの2級、1級も取得してみたいです。