折原伊桜/Feel Aliveについて
お持ちでしょうか
もちろん聴き手によって感じ方や捉え方は
人それぞれで、正解も不正解もないのですが
ただただ “曲調が強くて盛り上がる曲” として
認識されるのはもったいない気がしたので、
今回は私なりの Feel Alive について思うことをお伝えします
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デビュー当初から何百回と歌ってきて、
NightOwlの持ち曲の中で
特に感情を込めやすいというか、
スイッチが入りやすいのがこの曲で
その理由が分からなかった初期の頃は、
とにかく強さを全面に出して歌っていました
でもそれじゃどうも薄っぺらい気もしていて
「パフォーマンスが弱いからか？」と考えた私はダンスの先生に個人レッスンをお願いして、サビのフリーの動きに何か振りをつけてくれないか？と相談したところ、
「動作の一つ一つに、指先まで気持ちを込めないと伝わらない。まず、伊桜にとってFeel Aliveはどういう曲？」と聞かれ、すぐに返答できなかったのがこれまでの薄っぺらさの原因だという事に気付きました
それと同時に、これが曲について深く考えるキッカケになりました
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納得いくまで歌詞を読み込んで
何時間もリピート再生をして
この曲の根底にあるのは「弱さ」なんじゃないか？と感じるようになりました
まっすぐ突き進めるくらいの強さがあれば
そう進めるのが一番いいし
本当はそうありたいと思ってる
だけど人間誰しも上手くいくばかりではなくて、上手くいかないと悔しくなったり、明るい未来が見えない不安でいっぱいになったり、立ち止まったりすることがきっとあると思います
というか私が一番そうです
まじですぐにしょげちゃうんで
そのマイナスの感情に支配されて、
立ち止まってしまっている自分への嫌悪
弱い人間である自分への軽蔑
考えたくないと思っててもこういうのって
何十年も生きてる中で癖付いてくるんですよ
でも、そういうマイナスの感情が原動力でもいいんじゃないかなって思うんですよね
だから私はこの自分の持つ｢弱さ｣とそれに｢勝ちたい気持ち｣の葛藤、負に負が重なった時に生まれる意思をありのままFeel Aliveにぶつけようと決めました
マイナスとマイナスを掛け合わせて、
プラスに進んでいくやり方を。
で、この曲で皆に伝えたいことは
ずっとポジティブで前向いて進んでいないと明るい道は開けないとか、そんなんないよってことです
後ろ向きでも後ろ歩きで進めるなら、それはそれでいいし何度立ち止まったってゆっくり考えて良い方向に進んでいければそれはそれでアリなんじゃないのって思います
私は物事を悲観的に考えがち人間だけど、
それでもこうしてアイドルになって、
自分で自分の人生を変えることもできた
こういう生き方もあんのよってことを
Feel Aliveで、折原伊桜が、伝えることで
まっすぐ進めなくても間違ってないよって
肯定できたらいいなと思ってます。