
全て受け入れた。
この世に愛も不幸も幸せもなく、ただ全てが過ぎ去っていく走馬灯で、人々は個々に閉じ込められ
た世界で生き、
何もアテにしてはいけない。
ただ一つ己の孤独以外信用してはいけない。
万物は皆最後は死ぬ。
優劣も幸福も不幸もない。
ただ全ては総じて孤独なのだ。
私の答えです。
不幸や幸せと言われるものは配られたカードの色の違いでしかなく、愛や情は幻に過ぎず一瞬モルヒネを打ったのに近い
ただ今在るのは静寂の心と、真っ白な空間に孤独と二人きりだ。いいや、二人で一つだ。孤独なのだから。
姿の見えない唯一の友人だ。恋人だ。
美しくなりたいと思い鏡を見て何度も泣いた。
歪んだ骨も地味な顔立ちも全てが憎らしかった。
愛した人の好みの自分を探し求めたり、良い子を上手く演じて見せた。それら全てが無駄であり、ただ一切の流れの中で、美醜も何もない。
老いていくのみなのだ
まず個々に生きる自分と他者の間に融合した世界を見出すことに熱心になること自体、バカのすることであり、人間は皆総じてバカなのだ
バカに生まれたくなかった。
蝶は自分の翅を見て、他の蝶を羨み悩むことはない。崇高な生き物だなと思う
人間という愚かな生き物に生まれたのは、何かの罰だろうか?
神がいるなら、対話してみたい。
あなた様の遊び道具ではありませんよ、と言って、その心臓を貫いてやりたい。
しかし私はもう諦めました。いや、全てを受け入れた。
私はこの世界に独りだ
川が流れるように、愛や情などと言う幻に決して惑わされず、幸福も不幸も占いよりも出鱈目で
嘘をつかないのは孤独で在ることのみ。
何か比較的楽な方法があればいつか自害は決行したいと思う。自分で自分に終幕を下ろす。
来世はもう、生まれたくないなぁ。