広き世界、狭き世界。
実に充実した12時間であった。
今日は眠りすぎ病に拍車がかかり、起きたのは正午だった。
いつもなら一日の活動時間が減ったようで、なんだか損した気分になる。
今日も始めはそんな感じだったが、バイトが終わるまでの私の活動時間(約12時間)は、価値のあるものとなった。
まず、15時ごろ。約3年ぶりに幼馴染と会った。彼は信じられないほど手の届かないところに住んでいる。
家族の転勤の関係で、幼少期から海外で生活し、中学、高校とエリート学校に通い、1年の留学で留年扱いの、今は1学年下の同級生だ。
友達に某大大大企業の、社長の息子がいるらしい。その友達のエピソードは詳しく書かないが、ドラマや映画でしか見ない、いやそれ以上の輝かしく興味深い話だった。
あまりに非現実的な真実は、妬みや嫉みなどを生まないということが分かった。
単に近所だったから知り合ったのか、、。
私たちはなぜ数年に一度会っているのかという疑問が出てきた。
彼は、海外やその都会でのキラキラ生活での夏休みや年末年始など節目の季節に、私の近所(彼の母の実家)に帰省する。
数年に一度、、つまり、幼稚園児時代、小学生時代、中学時代、高校時代、、、に一度ずつのような、
変な会い方をしている。
ポケモンでいう、ピチュウ、ピカチュウ、ライチュウ、、みたいな。進化過程ごと会っている。
大人になってからの10年と、小学生が高校生になるまでの10年は違う。
明らかに後者は、誰かわからないほど容姿が変わっている。
ピカチュウくらいなら面影あるが、(ブランクがありすぎて具体例が出てこない)そんなポケモンばかりではないし、むしろ、え、これがこれに進化するの⁉︎ばかりだろう。
あんなに目がくりくりだったのに、第3形態では目は細長く、可愛くなくなっている。
あ、こんな残念な変化は、ポケモンと、自分にしか感じていないのでご安心を。
話が逸れてしまった。つまり、その幼馴染と私は、なんか不思議な関係であるということだ。
そして、彼には世界の広さを、1時間半だけであったが、教えてもらった。
彼の、彼の周りの人の話を聞くと、世界は広いと感じるが、反対に手が届く存在でもあり、世界の狭さを知った。
彼に、思い切って恋バナをしてみた。(前回書いた「コントみたいな恋がしたい。」と同じ話。よかったら、読んでみてください)
私が恋した彼とは、もちろん同一人物ではないが、
今回の幼馴染の彼も、小学生の頃、私を好きでいてくれた。告白までしてくれた。
でも、やっぱり恋に慣れていない私は、
今日、忘れているふりをした。
彼に恋愛相談をした。
思い返してみると、恋愛経験豊富な人に恋愛相談に乗ってもらうのは初めてだ。
私の友人たちは、私と同じ、恋愛経験なし女子ばかりだったから、妄想や、…らしいよ、といったフワフワした恋バナしかしたことがなかった。
だから、貴重な
実体験として、
男性の心理として、
そして私を好きになってくれた人として(忘れているふりをしてしまったが覚えていて利用しているから、私は悪い人間だ)
彼の話を聞いた。
17時。バイト先で同期の研修生とシフトが被り、彼女を知る機会があった。
入社は同じだが、5つ上の人生の先輩である。
結婚をして、子供がいて、、尊敬、尊敬、の嵐だ。
これからの5年間で、こんなに多くの人生のターニングポイントが自分の中で来られたら、対処できないだろう。なんてすごいんだ。
私の母も若くして結婚、出産、離婚をしたが、私はあと数年でそのときが来るかもしれないっていうのに、何を足踏みしているのか、、、
驚くべきことが、どうやらバイト先のその彼女の生い立ち、家族構成、家族関係は私と似ていた。体格も似ている。
世界はやはり狭いかもしれない。
そもそも、
世界世界と言っているが、この夏ほぼ家から出ていない私に何がわかるんだ。
世界、何を定義にして使っているのか、私は。
やっぱり私は理系だ。
ずっと文系進んできたのに。
幼馴染の彼はエリートだ。
私が理系だと見破ったし、
私の行動を、愛想笑いだとか、気まずい⁉︎だとか聞いてくる。なんて分析が鋭いのか。
よくわかっている。
留学と恋愛。
彼との差を埋めるためのキーワードだ。
急がなければ。
もう3時を過ぎた。これから早朝カップラーメン食べて、マユリカVS全員の耐久VIO対決を見て寝よう。
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