家族の話2

初めましての人は初めまして。よるです
前回の話である「家族の話」の第2話です。
オーストラリアに行くことになったお母さんはまたもや暴走します。

オーストラリアに行くことになった夏休み。お金は産休代替で働いてたときの退職金で行きました。そして、お母さんが外国でうつ病になったときに大変だからと、お母さんのほぼ強制で母方のおばあちゃんを連れていきました。オーストラリアについたと同時に、お母さんは沢山英語を話し、沢山お店に入りました。ほとんど毎日外食をし、普通の料金のホテルに入れなかったので高級なホテルに泊まったり、島に行って沢山はしゃいでいました。私たちはというと、英語は分からないし、船には酔うし、お母さんテンションおかしいしで正直楽しさがだんだんなくなってきました。そんなことが多かった3日目か4日目。疲れてきた私たちは、お母さんの「今日の夕飯どこで食べる?」という要望にも答えられず、黙ったままでした。それが躁状態のお母さんの琴線に触れたのか、帰りの道の横断歩道で唐突にキレだし、「少しは参加しなさい!!いつもあたしばかりじゃない!!」と言って泣き出しました。唐突のことだったので訳が分からず、ただごめんなさいと謝るしかありませんでした。歩きながら母方のおばあちゃんが「あなたは躁鬱だ」と言い返しましたが、「あたしは躁鬱じゃない!!」とキレるばかり。結局、私たちが悪いということになり、残りの日は無理して「〜がいい」と言うようになりました。
そして最終日を迎え、日本に帰ってきて、帰りのバスに乗った時、好きでイヤホンで聞いていたVOCALOIDの声に安心して眠ってしまいました。
「やっと帰ってこれた」と。そして自分の降りる場所でお母さんに起こされ、1週間の旅はなんとか無事に(?)帰路につくことができました。
また数ヶ月たって9月頃、今度はとある事件から家を買うようになります。この話も残り半分になります。最後まで見てくれると幸いです。

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