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HSP×社畜のトキメキ処世術(25)人生「バカになる」大切さとは?

みなさんおはようございます。孤独のサイコマンです。きょうは人生バカになることの大切さについて私の実体験を基にご説明していきたいと思います。



世の中、思い通りにいかないことがほとんどですが、それを真面目に考えすぎて、心を病む人がいかに多いか、私の経験上痛感しています。ですから、バカになるしか方法はありません。



「踊る阿呆に見る阿呆同じ阿呆ならおどらにゃ損損」という言葉があるように、いかにバカになって自分でその舞台に積極的に参加していけるかが人生でやまない秘訣だと思います。それではテーマ別に解説していきたいと思います。



①対人コミュニケーションにおいて「バカ」になれ



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一つ目は対人コミュニケーションにおいてバカになれということです
私の体験で、生真面目な人ほど、会社やプライベートに限らず、言われたことを真に受けて、真面目にとらえて、真剣に悩んで、それを返答して、また返ってきた言葉を真面目に受けて、それで思い悩んで心が病んでいく・・・ということが多々見受けられます。



基本的に、他人は絶対に自分の意志でコントロールできません。
結構繰り返し、後輩や同僚、家族にも伝えてきたことなのですが、結局これが理解できずにやんでしまう人が多いことこの上ないです。



今、問題になっているパワハラ問題においても言葉の暴力というのが問題になっていますが、これは私の経験上、特に年齢がいけばいくほどどんなに人事部からその対象人物が注意されても治りません。



人間が性格や言動が治るのは、私の経験上20歳未満まででしょうか。それ以降、直そうと思っても治りません。



私も転職を2回していきていますので、様々な上司、同僚、部下を見てきました。とにかく業界が変人が多いので、(私も人のことは言えませんが)、色々変わった人たちの相手をしてきましたが、とにかく疲れます。


心をやまないベストなのは、波長の合う相手とずっと同じ仕事をしていることが心を病まない唯一の方法だと思いますが、このご時世でそんな変化のない人間は必ず淘汰されていきますし、そもそも人生が有意義なものにならないと思います。



ですから、人生で必須のスキルは嫌な相手ともうまくコミュニケーションをとることができるかということになります。そんなに世の中都合よく自分と波長の合う人間だけとコミュニケーションをとって生きていけるはずがありません。



結婚するほど仲の良い夫婦だって途中些細な事で絶望的に仲が悪くなり、コミュニケーションがとれなくなり、結局離婚もしたり、あれほど仲良かった同級生でも、学校の成績が急によくなっただけでやっかむようになって一気に疎遠になったりと、些細な要素で、とっても仲良かった他人が信じられないくらい二度と連絡も取りたくなくなるなんてことはいくらでもあるんです。


それをどうやって、うまく、最低限の形でも滞りなくコミュニケーションをとればいいかといえば、やはり「バカになる」ことしかありません。


相手が嫌だな…とか、キレイな人だから緊張するな…とか、怖い上司だからどうしよう。。。とかマイナスの感情でコミュニケーションをとろうとすると大体うまくいきません。ですから、自分というフィルターをバカになって壊して、とりあえず楽しく、関係が壊れてもどうでもいいや、と思ってえいやあで話をするという姿勢が大事です。



バカになると、相手から何を言われようが、「あははは」と心で笑って応じておけばなんとも気になりません。あなたはバカなんですから、何を言われようともどうでもいいんです。人生なんて究極の暇つぶしで、あなたが自分に価値があると思えば思うほど、世の中うまくいきません。

人間というのは何かを失いたくないという守りの姿勢になればなるほど、殻に閉じこもって、自由になれません。自由になりたければバカになるしかありません。ばかになれば、「こんな人にこんなことを言うの?」と周りから思われるような相手に堂々と自分の意見を言えちゃったりするんです。



それが、できるのとできないのとでは後々大きな差が生まれます。別にその人に嫌われたところで、あなたから何が失われるのでしょうか。それを考えれば決してそんなにナーバスになることなく、積極的にコミュニケーションをとれるようになると思います。ぜひ「自分はバカである」と思い込んで丸裸になってコミュニケーションをとってください。私はそれでだいぶ人間関係は楽になりました。





②思いったら「バカになって」即行動

労働


2つ目は「思い立ったらバカになって即行動」です。

これを痛切に感じたのは私の人生経験そのものです。



最初にも言いましたが、人間は自分が持っているものを失いたくないので、大きな転換を迫られるようんな場面で行動したりすることが難しいです。


些細な場面でも、「これをしたら嫌われるかな」とか「これをしたら貯金が減るな」とか「これをしたら、会社の評価が下がるかも」なんてことで、なかなか負の感情によって行動に移すことができない人が多いと思います。


しかし、行動しなければ一生同じことを繰り返すだけでなんの充実感も満足感も得られません。人間は行動するしか、充実感を得ることがないのです。


かくいう私も結局、幼少のころの学校教育に洗脳され、いい大学、いい会社、年功序列・終身雇用、定年退職、退職金で老後の悠々自適な生活という流れが当たり前だと思って生きてきましたが、これは今考えても「まったく当たり前ではありません」。みんな同じ金太郎飴のような人生を送って気持ち悪いとしか思えません。


同じ会社で一生働くという発想自体が今は通用しなくなってきているわけですし、それはリスクしかありません。現状にいるだけではコケが生えて腐っていく沼と一緒です。急流に飛び込んで、位置を変えていく姿勢が必要なのですが、ここで現状維持バイアスがかかると先に進めません。



どうしたらいいかというと「バカになる」しかありません。ばかになるというのは、損得勘定という物差しをとにかく取っ払って動きながら考えるというマインドに切り替えることを意味します。


皆さん頭がいい方が多いので、どうしても、「せっかくいい大学に入っていい会社に入ったのにやめるなんて・・・」とか「せっかく結婚したのにいくら性格があわなくてもまた一から相手を探すなんて」とか、とにかく現状維持バイアスから抜け出せずに悶々と生きている人が多すぎると思います。



ここは何も考えずに本能に従って「バカになって」一歩踏み出すことが何よりも大事です。メンタルにも大変重要です。



私も、就職氷河期の時代に1社だけ内定をもらってなんとか仕事は得ることができましたが、入社8年目で会社が少しずつ業績が悪化してきて、このままこの会社にいていいのか悩み始めましたが、その時点で仕事は認められていて、ある程度評価されるポジションを任されていたこともあり、損得勘定が働き、「せっかくこんな重要なポジションを任されていて会社でも評価されているのにやめていいのか?」とかなり悩みました。



しかし、そこで私はバカになることを決めて、「人生どうせ一度きりなら、バカになって他の世界を見てみたい」と思い、転職活動を始めました。


転職は2回しましたが、いずれも強く引き止められ「次成功するかわからないぞ」「せっかく社内である程度実績を積んできたのにまたゼロからやり直すなんておかしい」「環境も人も変わるなんてストレス以外何物でもないし、うつ病になるかもしれないよ」などととにかく引き止められました。



しかし、私は「バカになって」人のいうことは全く聞かず、次の世界に飛び込んできました。
結果的にどうかといえば、年収は確かによくなりましたが、いいことばかりではありませんし新しい職場でうつ病になったりもしましたが、後悔はありません。



見えない世界を見たいということは非常に重要です。ばかになって今の環境から飛び出そうというエンジンを得るには損得勘定や現状維持を働かせる要素を全部無視しないといけないのです。



ですから、そこは「バカになって」、ゼロから人生やり直すくらいの能天気さが必要です。

ばかでいいんです。ばかになるしか人は前に進めません。真面目は損をします。


③頭のいいバカになれ

パソコン

最後は頭のいいバカになることが大前提だということです。

他人という最も困難でコントロール不能の猛者について、うまく対応し、また行動をしていくのは「バカ」になることが最重要だとお伝えしてきましたが、ここで注意なのは「ただのバカだと搾取されて終わる」ということです。



例えば、「米ドルの生命保険で月10万円払うことにしましたが、利息が20年後には数千万円になって返ってくるといわれはじめました」とか「新築マンションの1ルーム不動産投資をすすめる電話が会社にかかってきたので、思い切ってバカになって始めました」とか、「20歳のとってもきれいな女性からフェイスブックでアプローチされ、今度会うことになりました。事業をしたいらしく500万円振り込みました」とか、普通に考えたら詐欺商法にひっかかってまでバカになって行動しろということではありません。


私が20年社会人として生きてきた中で、親や学校がどうして有名な大手企業に入社してコツコツやっていったほうが人生うまくいくと教えてきたのかといえば、一つはその世代が、そういう生き方しか知らなかったというのもあるのですが、もう一つは「変な連中に騙されにくい生き方」という側面もあります。


世の中、本当に、恐ろしいくらいだましだまされの弱肉強食の世界です。

特にお金関係は大手企業ですら、給与をいかに安くすませて、たくさん働かせるかしか考えておらず、まして、名も知らない中小零細企業などは組合もないのですから、労働に見合った給与が支払われることなんてほとんどないのではないでしょうか?



このように、会社と個人ですら、お互い搾取しあう関係で、ウィンウィンの関係というのはなかなか難しいのです。まして、個人事業なんてやっている方々はさらに直接市場に向き合っており、一歩間違えればダークかくだましあいの世界に足を踏み入れることになります。


だまされないためには「知識武装」するしかありません。ジャングルを裸で歩いていたらライオンにすぐに食べられますが、ちゃんと武装していればある程度戦うことができます。 ある程度知識という武器をもってしっかり知識武装して、トレーニングして初めて「バカになって」ジャングルに踏み出すことができるのです。



私も転職は2回しましたが、ある程度、リサーチをかけて、自己分析をしなおして、その会社の社員から内々に社内事情を調査するなどして、外堀を固めてから、面接には望んでいました。日本社会は転職回数が増えれば増えるほど、今のメンバーシップ制度では不利になるので、一回一回油断せず、しっかり準備して転職にはのぞむ必要があります。



うかつに条件がいいとか、好待遇でよさそうとか、募集要項だけでとびつけば恰好の鴨葱にされるだけで、搾取されつくしてポイ捨てされるだけです。


善良な日本国民もだいぶアメリカナイズされてきましたから、競争社会が一層激しくなり、さらに様々な情報がネットを介して一瞬で手に入るがゆえに何も知らないで、労働市場に飛び出していくのは愚の骨頂です。


しっかり、勉強して、自己分析して、強み弱みを把握して、はじめてバカになって行動をする必要があります。



本当に世の中をうまくわたっている人たちは一見して人柄がよさそうで、物腰が柔らかく、酒席では楽しくバカになって、ひきつけられるひとが多いと思いますが、これはすべて圧倒的な知識と経験に裏打ちされた土台があって初めてそうしたバカになった行動ができるのです。


ですから、皆さんも恐ろしい日本社会に飛び出す前にはバカになることが重要ですがそれよりも圧倒的に知識武装が前提だということを覚えておいてください。



何度もいいますが、みんな自分の利益を最適化することを考えて行動しています。あなたを思ってお金を配っている人もいませんし、善意でいい不動産を持ってきてくれることも、40過ぎて、20代の女子がいきなり近づいてくることもありません。



いい話には裏がある!!!この言葉の意味をしっかり理解して、だまされず勉強して、それから、バカになって行動をしていきましょう。(了)

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