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チンパン回覧実記(高速道路にて)⑤
[高速道路にて]
高速道路は異次元空間となります。アフリカに住んでいた頃は時速100キロを越える体験はございませんでしたので興奮します。ダチョウですら時速60キロですのでプラス40キロ。しかし、面白いものでダチョウに乗っていた時に感じる体感速度とこの機械仕掛けの総合体(車)で味わう体感速度は全く違うのです。ダチョウに乗っていたときの方がスピードが出ていたように感じます。ヒトが発明した物には安全性というものが必要らしくそのホスピタリティには頭が上がりません。ついついアクセルペダルを踏んでしまいます。
「後ろのトリケラトプスから圧を感じます。」私の言葉で友人は後方の確認をしました。
「んー、走行車線を走っているのにこの距離間は嫌だな。左に寄ろう。」車を中央車線から左車線に変更すると、後ろで走っていたトリケラトプスのような車が急加速をして追い抜いて行きました。そのまま走行していくのかと思っておりましたが、私たちの前に来て、今後は速度を落とし始めました。
バナナを購入したいと思います。メロンも食べてみたいです。