日本史実況中継(補強プリント)日本史テスト226-228文治政治と経済の発展実況中継③P19~P24
226 P19-P21
1. 製鉄業では、砂鉄を採集し、足踏み式の送風装置を使った( ① )が発達する。
2. 主要な鉱山として( ① )金山、( ② )銀山、あるいは( ③ )銀山、( ④ )銅山がある。
3. 銀山では出羽の( ① )銀山、銅山では出羽の( ② )がある。この2つは( ③ )藩佐竹氏の経営した鉱山です。
4. 四国伊予(いよ)の( ① )銅山は民間経営です。この銅を精錬して、銅商としてお金持ちになったのが大坂の( ② )家。屋号(やごう)は「泉屋(いずみや)」。
☆屋号・・・一門・一家の特徴を基に家に付けられる称号のこと。
5. 農家、農民が自ら行う手工業を何と言いますか。
6. 道具や材料を都市商人が農家に与えて、製品を買い上げるシステムを何と言いますか。
7. 【織物】絹ではないものは。
①西陣織 ②桐生絹 ③足利絹
④上田(うえだ)紬(つむぎ) ⑤久留米(くるめ)絣(がすり) ⑥奈良晒(ならさらし)
8. 【陶器】ではないものは。
①有田焼(ありたやき) ②清水焼(きよみずやき) ③南部(なんぶ)塗(ぬり)
④会津(あいづ)塗(ぬり) ⑤春慶塗(しゅんけいぬり) ⑥輪島塗(わじまぬり)
9. 酒は( ① )と( ② )。
10. 醤油は( ① )と( ② )。
11. 【製紙】越前の( ① )と播磨の( ② )は覚えましょう。
1. ①たたら精錬(せいれん)
2. ①佐渡 ②生野 ③石見大森 ④足尾
3. ①院内 ②阿仁(あに) ③秋田
★生野銀山・・・兵庫
★石見大森銀山・・・島根
4. ①別子(べっし) ②住友
5. 農村(のうそん)家内(かない)工業(こうぎょう)
★全部自前の材料・道具を使う。
6. 問屋制(といやせい)家内(かない)工業(こうぎょう)
7. ⑤久留米(くるめ)絣(がすり)(木綿)
⑥奈良晒(ならさらし)(麻)
8. ③南部(なんぶ)塗(ぬり) ④会津(あいづ)塗(ぬり) ⑤春慶塗(しゅんけいぬり)
⑥輪島塗(わじまぬり)
★全て漆器。
9. ①伏見(京都) ②灘(兵庫)
10. ①野田(千葉) ②銚子(ちょうし)(千葉)
11. ①鳥(とり)ノ子(のこ)紙 ②杉原(すいばら)紙
227 P21-P23
1. 各藩や幕府が税として集めた米などを何と言いますか。
2. 民間から民間へ、問屋を通じて集められ、また散っていったものを何と言いますか。
3. 日本海側のある藩は、船で( ① )を( ② )へ運びます。( ② )にはその藩の出張所、事務所である( ③ )が置かれています。
4. この出張所で( ① )という商人を使って、米を売却し、換金させる。
5. 年貢米のことを何と言いますか。
6. 蔵物は( ① )たちが扱う物資ですが、( ② )という商人が代わりに米市場で売却する。
7. 売却した代金を江戸や国もとに送るのは誰ですか。
8. 蔵屋敷で「蔵物」の取引に従事する商人を何と言いますか。
9. 「蔵物」取引の代金の出納(すいとう)、送金などを扱う商人を何と言いますか。
☆出納・・・金銭や物品を出し入れすること。支出と収納。
10. ①江戸の旗本・御家人が給料としてもらった米、自分の知行地から徴収した年貢米を扱う業者を何と言いますか。
②この業者は法律上では何と呼ばれていますか。
11. 大坂の有名な米市場はどこですか。
12. 大坂の青物市はどこですか。
13. 大坂の魚を扱う場所はどこですか。
14. 江戸の魚を扱う場所は。
15. 江戸の野菜を扱う場所は。
16. 難。名古屋の魚を扱う場所は。
17. 難。名古屋の野菜を扱う場所は。
1. 蔵物(くらもの)
2. 納屋物(なやもの)
3. ①蔵物 ②大坂 ③蔵屋敷
4. ①蔵元(くらもと)
5. 蔵(くら)米(まい)
6. ①大名 ②蔵元
7. 掛屋(かけや)
8. 蔵元
9. 掛屋(蔵元が兼ねることが多い)
10. ①札差(ふださし)
②蔵宿(くらやど)
11. 堂島(米市場)
12. 天満(てんま)(野菜)
13. 雑喉場(ざこば)
14. 日本橋
15. 神田(かんだ)
16. 熱田(あつた)
17. 枇杷島(びわじま)
228 P23-P24
1. 中世の同業者団体は何と言いましたか。
2. 近世の同業者団体は何と言いますか。
3. 大坂にできた荷積問屋(にづみどいや)の仲間を何と言いますか。
4. 江戸に出来た荷受(にうけ)問屋(どいや)の仲間を何と言いますか。
5. 豪商で伊勢松坂の( ① )は、越後屋呉服店を江戸に出して大成功した。
6. 銅商で有名なのが、大坂の( ① )です。屋号は( ② )です。
7. 酒造業を始めて、のちに大坂に進出し海運業・大名貸しを行い、両替商も兼ねた人物は誰ですか。
8. 紀伊国に生まれ、紀州ミカンを江戸に運ぶ商売で利を得て、のち材木商として江戸に進出した人物は誰ですか。
9. 大坂の代表的な商人で、糸割符権、蔵米販売権その他の特権を持っていた人物は誰ですか。
10. 日光東照宮の修築で巨富(きょふ)を積み、紀伊国屋文左衛門と並び称された材木商は誰ですか。
11. 明暦の大火に木曽山林の木材の買い占めを行い、巨富(きょふ)をなした人物は誰ですか。1670年以降、幕命により、東回り航路、西回り航路を開拓した。
12. 都市の消費を支えたのが多くの( ① )です。それも、店を構えた商人だけでなく、零細な( ② )・( ③ )と呼ばれる、商品を持って呼び売りして歩く行商人が重要な役割を果たした。
1. 座
2. 株仲間
3. 二十四問屋(しくみどいや)
4. 十組問屋(とくみどいや)
5. ①三井(三井(みつい)高利(たかとし))
6. ①住友 ②泉屋
7. 鴻池(こうのいけ)
★明治時代には、鴻池銀行(のちの三和銀行)を設立した。
8. 紀伊国屋(きのくにや)文(ぶん)左(ざ)衛門(えもん)
★紀伊国屋文左衛門・・・柳沢吉保に取り入り、幕府の御用達商人となる。吉原で奈良屋茂左衛門と大尽(だいじん)遊びを競った話など、豪遊伝説が残る。柳沢吉保失脚後に廃業、落魄(らくはく)した生活を送ったという。
☆大尽・・・財産を多く持っている人。遊里で多くの金を使って豪遊する客。
☆落魄・・・落ちぶれること。
9. 淀屋辰五郎(よどやたつごろう)
10. 奈良屋(ならや)茂(も)左(ざ)衛門(えもん)
11. 河村(かわむら)瑞(ずい)賢(けん)
12. ①小売商(こうりしょう) ②振売(ふりうり) ③棒(ぼ)手振(てふり)
★三井高利・・・1622~1694.伊勢松坂(三重県)。江戸前期の商人。京都、江戸に越後屋(呉服店)を開業。越後屋は「屋号」
★「現銀(金)掛け値なし」。当時一流の呉服屋では、事前に得意先の注文を聞き、後から品物を持参する「見世物商い」と、直接商品を得意先に持参して売る「屋敷売り」が一般的だった。支払いは、盆(夏)・暮(季節、年の終わりなど)の二節季払い、または12月のみの極月払いの掛売り(後払い)が慣習だった。そのため、貸倒れや掛売りの金利がかさむので、商品の値が高く、資金の回転も悪かった。そこで三井高利は、「店前(たなさき)売り」に切り替え、商品の値を下げ、正札を付けて定価制による店頭販売での現金取引を奨励した。
★「切り売り」・・・呉服屋業者では「切り売りが」が禁止されていたが、三井高利は「切り売り」を断行した。当時は一反単位での取引が常識で、どの店も一反から売っていた物を、客の需要に応じて「切り売り」した。結果、大繁盛した。
☆一反・・・10a。1a=10m×10m。10aは約1000㎡。