体細胞クローン
①羊Aから体細胞を取り出す。
②羊Aとは別の羊B(雌)から卵子を取り出し、核を除去しておく。
③羊Aの体細胞の核を、核を除去した羊Bの卵子に移植する(核移植)
④電気刺激を与えて細胞分裂をはじめさせる。
⑤胚盤胞まで成長させ、羊Aとは別の代理母(羊C)の子宮に入れて出産させる。
⑥クローン羊の誕生。羊Aと全く同じ遺伝情報を持つ。
Aの核をBの卵子に入れて、その卵子をCの子宮に入れる。結果、Aと全く同じ羊がCから産まれる。
◆体細胞・・・多細胞生物を構成する細胞のうち生殖細胞以外の細胞のことをいう。
◆幹細胞・・・組織や臓器に成長する(分化する)元となる細胞で、それぞれの臓器で固有に存在する。幹細胞をうまく増殖、分化させることによって、必要とされる細胞や組織を作り出すことが出来る。
◆胚性幹細胞・・・ES細胞。受精卵が数回分裂した段階で得られる。全ての臓器の細胞が作られるので非常に有用だが、倫理的な問題もある。
◆iPS細胞・・・2007年。皮膚由来の体細胞(主に繊維芽細胞)にす種類の遺伝子を導入することで、ES細胞に似た分化万能性を持たせた人工多能性幹細胞を作成することに成功。
◆胚盤胞・・・動物の初期発生の一段階で、卵割期の原腸陥入(げんちょうかんにゅう)が開始されるまでの胚。
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バナナを購入したいと思います。メロンも食べてみたいです。