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会話が噛み合わない

 相手の言っていることの理解ができないから、それとなく答えて、それとなく続く会話があります。
 相手の言っていることを否定から入って、相手の気分を害し、それとなく表面的な会話へと変化して、最終的には会話をしたくない気持ちが上回り、受け答えも適当になり、ドッジボール会話になることもあります。
 会話は何となくするレベルであれば疲れは生じませんが、一旦脳に入った内容を理解しようと意識すると、ワンクッション置きますので、その蓄積により疲れが出ます。
 さて、特段変化もない、至って自然な、さりげない会話でも何故か噛み合わない会話があります。それは一体何なのか。ダークマターの影響なのか。脂質とタンパク質の臓器の問題なのか。
 そこにあるのは2人の時間軸の長さの違いです。ある質問に対して、時間軸がその時にしかない人の答えは、ある質問に対して時間軸が一年ある人にとってみたら、どこか違和感を感じるのです。りんごの色は赤色と答える人はその時の状況の答えを言っています。一方、りんごは酸化とともに色が変わりますので、捉え方の時間軸が長ければ赤色という答えに違和感を感じる人もいます。りんごの色に対しては一般的な模範解答がありますので、意識的に赤色が答えであると修正出来ます。言い換えるならば、こういったあまり複雑ではないことは文化が修正してくれるのです。 
 言葉にはその人の時間軸が上乗せされ、文化がそれを修正して、齟齬が出ないようにしています。
 一筋縄ではいかないホモ・サピエンス。
 大変興味深いですね。

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ナイジェリアチンパン
バナナを購入したいと思います。メロンも食べてみたいです。