純日本人の瓦解
純日本人と聞いたら100人中100人のニシチンパンジーは、日本人の父親と日本人の母親から生まれた子供と思うはずです。人型をしたタンパク質、そのタンパク質の中にある内臓、血液、骨、神経はメイドインジャパンです。つまり存在は日本人です。
では、言葉や思考、文化、道理、社会性はどうでしょうか。天上天下唯我独尊と言って生まれた瞬間から、タンパク質日本人なのでしょうか。日本人であるための要因はなんなのでしょうか。そして、私は日本人ですと善意無過失の第三者に対抗するためには何を備えればいいのでしょうか。日本人としての登記を頼みに司法書士事務所にお邪魔しなければならないのでしょうか。
少なからず、2つの認定は必要なようです。一つ目は純日本人の両親から生まれる。二つ目は純日本人だけのコミュニティ内で成長する。これがレベル100の純日本人です。
しかし、このレベル100の環境はなかなか難しいように思われます。むしろ、そこまでの要件を求めていないかもしれません。
では、何を削っていきましょうか。
生活環境から始めた方がよさそうです。
生活範囲内に外国の方がいて、その方々とコミュニケーションをとっても、純日本人ステータスへの害はなさそうです。
英語の勉強をしてよさそうです。 ハンバーガーを食べてもよさそうです。デカプリオを好きになってもよさそうです。
では、鉛筆を落としたときの言葉で、オー、マイ、ガーと言ったらどうでしょうか。
不思議とそれは純日本人判定から外れます。そこは、おっと、と言わなければならないようです。
生活環境への侵食で、衣食住は外国籍を取り入れても、それは侵食に値しないとなります。
言葉になると、嫌悪感を抱きます。おそらく、動作もです。握手やハグをするなんて、純日本人のモノノフの心得からしたら、ばかたれ、と言われます。
純日本人とはメイドインジャパンのタンパク質、音波、行動指針が必要です。
それ以外は工賃の安い海外製を身に付けても問題ないです。
純日本人を作り上げるのにも多様性の時代ですね。ノーマライゼーション、インクルーシブ、バリアフリーなどカタカナが連発されますが、これはよろしいんですか?少なくともカタカナは外国語を表す際によく使われていると思います。
ひらがなは日本を表し、カタカナは外国を表す。さて、上記しました音波、つまり言葉への侵食が見られます。
でも、大丈夫です。カタカナを連発する、意識高い系に嫌悪感をしめす純日本人がいますから。
バナナを購入したいと思います。メロンも食べてみたいです。