リスニングと年号
昨今、英語のリスニングの重要性が高まってきています。それにも関わらずリスニングの勉強方法がわからない生徒(中学生)が多いのも事実です。なんとなく惰性的に問題を解いています、という回答が多いです。確かに生徒には勉強方法がわからないという不安があると思いますが、それ以前に文章構成の見抜きが弱いと感じています。つまり、リスニング能力以前に英語の基本ルールがわかっていないということです。特にyes,no quetionと疑問詞の質問の答え方、主語の見抜き、逆接など基本的なことが置き去りにされてしまっているのが現状です。リスニングが弱い生徒の特徴は「聞こえた文を答えにする」です。特に数字に関して顕著に現れます。問題文に起伏がありますと内容について行けず、最後の方に聞こえた英単語、フレーズを答えにしてしまいます。つまり、逆接、対比、転換の発想処理が追いつかないのです。
そもそもリスニング力に関して、瞬発力を意識しない限り、リスニング力は向上しないという認識が弱いです。リスニングと文法・読解を一色担にしてしまっています。そして、一色担にしているにも関わらずリスニングの勉強はリスニング専用があると。読解での基礎的な応答問題の解き方を蔑ろにしてしまっている傾向があります。
さて、年号とリスニングは同じようなものと私は考えています。瞬時に思いつかないと使い物にならないという意味です。
ハワイ真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦、ガダルカナル島の戦い、サイパン島の戦い、東京大空襲、沖縄戦など出来事があったら瞬時に年号を言える必要があります。歴史は流れが重要とありますが、確かに重要ですが、流れと共に年号も必要です。リスニングに置き換えますと、リスニングは流れが重要となりますが、確かに重要ですが、流れと共に英単語も必要です。
リスニング内容=時代。英単語の塊(文章)=年号の塊(出来事の前後関係)。英単語=年号。