②子供ができない

前話は読んでも読まなくても分かるように綴ります。

(少々言葉が荒くなるので閲覧注意)

入籍当時29歳と半年。

結婚式当時30歳まであと3週間だった。

結婚式の2か月後に新婚旅行。

思えばずいぶんとのんびりしていたものだが、当時はきちんと生理もきていたし、そもそもそこまで子供がほしいとは思っていなかった私。

それにくわえて夫の独身時代のキャッシングや結婚式のローンなどで貯金はすっからかん。

とりあえず1年は子供の事は考えないでおこう、と話し合い

1年ですべて返し終わり…と、このあたりのお金の使い方に関しては賛否両論あると思われるので割愛。

さて、いよいよ「妊活」だ(この言葉はいまだに好きにはなれないが)

妊活初心者(?)としては

・避妊をやめる

・基礎体温をつける

と、まぁ一般的なところからスタートしたと思う。

がしかしここで問題が起きる。

基礎体温をつけ始めた途端に生理周期が60日前後まで延び始めた。

上記の初心者行動以外に変えたことはないし、精神的な負荷がかかった自覚もない。(朝がめんどうだな、と思ったくらいだがこれが良くないのか。いまだに原因はわからない)

頭には「不妊」の2文字がよぎる。

基礎体温を測ったことがある人や妊娠について知識のある人であればわかると思うが

基本的に妊娠のチャンスは「生理と生理の間の排卵日前後」であり、「生理の周期は28日~40日の間隔が正常」である。

そして不妊とは「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性行をしているにも関わらず一定期間妊娠しないものをいう」この場合の一定期間とは「1年というのが一般的」と定義されている。

生理周期のズレ(遅れ等)については、単発的なこともあるので即通院するか本当に悩む。おまけに私は今まで婦人科通いをしたことがない。

不妊の定義は「1年」とあるが30歳を超えてくると「半年」とも言われ、それがさらに迷いに拍車をかけた。

私はすでに30歳を超えていたが、今の生理周期で「半年」とは「妊娠のチャンス3回分」

その挑戦回数で妊娠しなかったからと言って「不妊」のレッテルを貼られるのか私は。

という妙なプライドもあった。

そこで私は「排卵検査薬」なるものを購入することにする。

だがこれも、失敗となる。

排卵検査薬は「排卵予定日を知る目安となるもの」で「生理終了後○○日から毎日調べる」のが前提。

私の生理周期は約60日、基礎体温上は排卵~生理まできっちり14日だったため、生理~排卵が異常に長いという事が素人目にもわかった。

そうすると排卵検査薬を使い始めるタイミングがわからない。

説明書通りに使おうと思うと、排卵しないと分かっていて1か月近くも排卵検査薬を使う事になる。

そして排卵検査薬は安いものではないし、ドラッグストアで購入できるとはいえ毎回薬剤師がいる時間帯に行って説明を受けて購入しなければいけない。

自分的には基礎体温を測るより経済的にも精神的にも負担になる状況である。

夫には状況を報告してはいたが、どうしたらいいのか当然ながらわからない。

読まれている方は「さっさと病院にかかれ」と思われるかもしれないが

行きたくもない病院に行くために有給を取り周りに迷惑をかけてまで、子供がほしいわけではない。

と、まぁ夫の「子供は最低一人は…」という意見をないがしろにしてかたくなに病院に行こうとはしないまま。

あっという間に1年近く経過してしまうのであった。





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