似顔絵の描き方【顔の中にあるもの】
ホクロ・傷跡・しわ・ヒゲ
これまで、目、鼻、口、眉毛の描き方について説明してきました。
この他に顔の中にあるものは何でしょう。
ホクロ、傷跡、しわ、ヒゲなどがあります。
これらも似顔絵を描くうえで特徴の一つといえます。
ホクロ
大きなホクロは、似せるための大きな特徴となります。
その人を印象付けるポイントとして是非とも描きたいものです。
しかし、人によっては顔にたくさんのホクロがある人もいます。
小さいものまで全て描くと、顔の中がホクロだらけになりますよね。
そういうときは、大きなものだけを選んで描くのが良いでしょう。
人によってはホクロがコンプレックスになっている人もいます。
本人に描くか描かないかを聞ける状況だといいのですが、そうでなければ検討が必要です。
見えるものを全て再現すればいいというものではないということです。
傷跡
傷跡を描かれて喜ぶ人はあまりいないように思います。
大きなキズであれば顔の特徴になりますが、すぐ治ってしまうような傷を描く必要はありません。
しわ
しわを描くときは十分な注意が必要です。
似顔絵は肖像画などと比べ、顔の中の線が極端に少ない絵です。
そのため、一本の線が大きな効果を生んでしまいます。
つまり一本のしわを描き加えることで、似顔絵の年齢が一気に上がってしまうのです。
傷跡と同様に、そこにしわがあるからといって全て描く必要はないということです。
しわには
ほうれい線
目尻のしわ
額のしわ
目の下のしわ
口元のしわ
などがありますが、年齢にあわせて適度に入れてください。
女性を描く場合に本人より老けて描いてはいけません。
逆に高齢の男性の似顔絵を若く描き過ぎると、貫禄がなくなってしまうことがあります。
男女の違いによってしわの入れ方も変えてください。
ヒゲ
ヒゲは大きな特徴です。
と言うより、ヒゲがあれば必ず描いてください。
若い人でアゴヒゲを生やしている人をよく見かかます。
濃いヒゲではなく薄いヒゲを整えているという印象です。
そんなヒゲは真っ黒く塗りつぶすと濃くなりすぎます。
塗りつぶさず、線を何本もまばらに描いて表現しましょう。
目、鼻、口、眉毛以外にも、ホクロやしわなどを入れて更に似せていきましょう。
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