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初心者のための似顔絵の描き方10

表情をつける

無表情は面白くない

似てはいるけど、無表情な顔つきになってしまうことありますよね。
真顔で棒立ちの似顔絵ってなんだか面白くありません。
元の写真が無表情だったからしかたがない?
だったら絵の中で表情をつけてしまえばいいわけです。
似顔絵に表情をつけることで、この人は今こんな気持ちですということを伝えることができます。

いろんな表情

似顔絵で表情をつけるというと、ほとんどの場合笑顔です。
しかし、絵の全体のシチュエーションによっては笑顔以外の表情の方が面白くなる場合もあります。
喜び、驚き、怒り、悲しみ、寂しさなど、表情はたくさんあるので、全く使わないというのはもったいないですね。

いろんな表情

表情をつけるポイント

顔の各部位を変化させ、それをどう組み合わせるかで表情がかわります。
例えば、ツリ眉+口角を下げた口で怒りの表情になります。
同じツリ眉でも、ツリ眉+口角を上げた口にすると今度はやる気満々の顔になります。

ツリ眉

今度はタレ眉にしてみましょう。
タレ眉+口角を下げた口では悲しみや寂しさの表情になります。
タレ眉+口角を上げた口では照れているような顔になりました。
ホッペを染めると完璧ですね。

タレ眉

これはほんの一例です。
このように形や角度を変えた部位を様々に組み合わせることで、いろんな表情に変化させることができます。
いろいろ試してみてください。

笑顔の描き方

表情の中でも一番多様されるのが笑顔です。
一口に笑顔といっても、どのくらい笑っているかによって表情は違います。
軽く微笑むこともあり、大爆笑することもあります。
笑いの軽いものから順を追って説明していきます。

笑顔レベル1
ほんの少しだけ微笑む程度にするのなら、変えるところは口角だけです。
左右の口角を上げるだけで上品な微笑みが生まれます。

笑顔レベル2
もう少し笑わせたいときは、まず口の位置を上げます。
更に横に広げて少しだけ大きな口にします。
そして最大のポイントは、口を少しだけ開かせることです。
口を開けるだけで爽やかな笑顔になります。

笑顔レベル3
爆笑させたいときは、目をとじさせてください。
少しツリ目にします。
眉毛はツリ眉にして少し位置を上げます。
口は大きく開けてください。

笑顔の段階

レベル3までいくと、本来タレ目の人がツリ目になったりするので、似顔絵が似なくなる恐れもありますので注意してください。

表情をつけることの効果

似顔絵は顔を似せるだけでなく、その人の好きなものやその人に関連する背景を描くことで、より似せることができ絵としての完成度も上がります。
そのため、背景やシチュエーションにあわせて似顔絵の表情を変えることで全体の面白みも高まります。

表情をいかした例

人間を描いているわけですから、表情豊かな活き活きとした似顔絵にしてください。
見た人を楽しい気持ちにさせる似顔絵をめざしましょう。

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