似顔絵の描き方【背景をつける】
背景のない似顔絵
似顔絵は人の顔に似せた絵のこと。
だから似てさえいればいい。
私が似顔絵を始めたときはそう思っていました。
しかし、似顔絵を描いているうちに物足りなくなってきたのです。
似顔絵も絵の中の一つ。
絵であるならば、もっといろいろなものを盛り込んで描きたいと思うようになりました。
背景のある似顔絵
全身を描いてみたり、服装を替えてみたり、いろんな背景も描いてみたい。
そういう欲求が強くなってきました。
似顔絵を描いてもらった人にも、その方が喜んでもらえると思いますし。
そこで、考え付くものをできるだけ描き込むような似顔絵に変わっていきました。
背景を描くことで絵のグレードが上がるだけでなく、他にも良いことがあります。
趣味のもの(好きなもの)が描ける
職業に関するものが描ける
思い出の場所が描ける
ファンタジーな風景を描くことで楽しい絵になる
パーソナルな情報を盛り込むことによって、更にその人に近づけることができます。
つまり、背景を描くことで似顔絵がよりその人らしくなり、その結果もっと似せることができるということです。
イベントごとに合わせた背景
結婚式に似顔絵を活用する場合、披露宴の受付に飾る「ウェルカムボード」や、それぞれのご両親に贈る「サンクスボード」などがあります。
結婚式の為の似顔絵ですから、背景もチャペルなど結婚式に関連した背景にした方が盛り上がりますよね。
おめでたいことですから、素敵な背景を描いてあげてください。
背景は風景でなくても良い
背景は、なにも風景(景色)でなくてもいいんです。
お祝い事ならたくさんのお花を描くのも良いでしょう。
子供さんの似顔絵なら、可愛い小物や模様を周りに描くと全体的に可愛い仕上がりになります。
長く飾ってもらえる似顔絵に
似顔絵はどの程度飾ってもらえるのでしょうか。
部屋のインテリアの一つとして飾ってもらったとしても、飽きちゃうと外されてしまいます。
描き手の気持ちとしては、少しでも長く飾ってもらいたいですよね。
そのためにも背景は描いてほしいです。
背景があると絵のクオリティは間違いなく上がりますから。
背景のないシンプルな似顔絵が悪いわけではありません。
それはそれで良いものです。
しかし、描ける技術があるのなら描くべきなんじゃないかなと私は思っています。