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似顔絵の描き方【似顔絵のサンプル】

似顔絵のサンプルを用意しましょう

似顔絵サンプルは重要

今からモールなどで似顔絵の仕事をしたい人のために、似顔絵ブースに飾る似顔絵サンプルのお話を書いていきます。

似顔絵ブースには、自分がどのような似顔絵を描くのかということを分かってもらうためにサンプルを飾ります。
それを見たお客様が、自分の好みに合うと思えば注文してくれます。
だからサンプルはとても重要です。

似顔絵ブースにはサンプルが必要

似顔絵サンプルは2種類ある

似顔絵のサンプルは2種類あります。
1つ目は、誰でも知っているような有名人を描いた似顔絵。
2つ目は、お客様に提供するものに近いサンプル。

1つ目の「有名人のサンプル」は、元の顔が分かるので似顔絵が似ているかどうかの判断が容易にできます。
似顔絵師の画力が伝わりやすいサンプルです。
しかし、有名人の似顔絵はデフォルメが強くなりがちなため、自分が描いてもらったときの完成図を想像しにくいサンプルでもあります。

2つ目の「提供するものに近いサンプル」は、一般の人(お客様)を描いた似顔絵です。
似顔絵師の画風が伝わりやすいサンプルです。
お客様が見たときに似顔絵の完成を想像しやすいサンプルとも言えます。
しかし、一般の人の元の顔を知らないので、似顔絵が似ているかどうかの判断ができません。

つまり、似顔絵のサンプルは両方あった方が良いということです。
両方あれば似顔絵師の画力も画風も伝わります。
プロの似顔絵師でも、どちらかのサンプルしか飾っていない人もいますが、お客様が似顔絵を注文するときの判断基準として、両方のサンプルを飾っている人にお願いするのが無難というわけです。

2種類のサンプル

有名人の似顔絵サンプル

有名人を描く意味は、似顔絵の出来を判断してもらうためです。
そのため、似顔絵のモデルとなる人は誰でも知っている人でなければ判断できません。

自分が提供したい客層によってもモデルを選ぶ必要があります。
若い人がターゲットなら、今流行っている旬な人を選ぶべきですし、年配の人がターゲットなら、ベテランの俳優や歌手、政治家、文化人などを選んだ方が良いでしょう。

今流行っている人を選ぶ場合には問題があります。
人気が長く続けばいいのですが、しばらくすると「あの人あまり見なくなったなぁ~。」なんてことありますよね。
あまり見なくなってしまった人のサンプルでは効果が薄いので、頃合を見て新しいサンプルに入れ替えてください。
面倒なようですが、その都度流行っている人のサンプルを飾れば、それを見たお客様の反応も良くなります。

有名人の似顔絵サンプル例

私が実際に使っている有名人のサンプルを紹介します。

一般人の似顔絵サンプル

一般人のサンプルの場合、似顔絵のモデルは誰でもかまいません。
重要なのは、どのようなシチュエーションの構図であるかということです。
一般の方には、似顔絵が必要な状況というものをなかなか想像してもらえません。

例えば、家族の誕生日とか、両親の金婚式とか、祖父母の米寿のお祝いとか。
それぞれのご家庭でお祝いはされるでしょうが、記念の贈り物として似顔絵が使えるという発想をする人は少ないのです。
ですから、そのような場面をサンプルとして描いてアピールすれば、今まで想像していなかった新しいニーズが生まれます。

特に何の記念日でもなく、描くべきシチュエーションがないということもあります。
そんな場合を想定し、趣味の物や好きな物などを周囲に描いたサンプルを用意しましょう。
想像力を発揮して、いろんな物を散りばめた構図のサンプルにしてください。

一般人のサンプル例

私が過去に描いた一般の人の似顔絵サンプルを紹介します。

■1人描きの似顔絵サンプル■

■複数描きの似顔絵サンプル■

■ペットの似顔絵サンプル■

サンプルは定期的に入れ替えを

同じ場所で長くやっている場所では、ずっと同じサンプルを飾っていると飽きられてしまいます。
似顔絵に興味がない人がブースの前を通りがかったとしても、そこで何をしているのかすら認識してもらえません。
似顔絵サンプルを強化して通りがかった人の目をひきましょう。

そのときは必要なくても、似顔絵が必要になったときに思い出してもらえるよう、記憶に残るようなサンプルを飾ってください。

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