似顔絵の描き方【鼻の描き方】
鼻は顔の中心?
鼻は顔の中心にあります。
鼻の位置が決まれば、鼻の位置を基準として目の位置や口の位置がおのずと決まってきます。
そのため多くの作家は鼻から描き始める人が多いようです。
もっともそれは輪郭と髪型を描いた後の話。
土台となる輪郭が決まらないうちに鼻からスタートすると、バランスが良い絵にするのが難しくなります。
鼻が顔の中心にあるというのは、髪の生え際から顎までの範囲でのこと。
その上に更に髪の毛があるわけですから、先に紙の中心に鼻を描いてしまうと髪の毛をかくスペースがなくなり紙からはみ出してしまいます。
鼻の形
鼻は大きく分けて二種類の形があります。
鼻が上を向いているのか、それとも下を向いているのかによって描き方が変わります。
上を向いていれば鼻の穴が見えるし、鷲鼻のように下を向いていれば鼻の穴は見えませんよね。
鼻を上に向かせるためには、左右の鼻の穴を繋げずに描きます。
逆に下を向かせるには左右の鼻の穴を線で繋げます。
単純ですが、これだけで顔の印象は大きくかわります。
ただし、それだけを抑えておけば良いわけではありません。
鼻が下を向いていても鼻の穴が見える人もいます。
目と同じく鼻の形も十人十色。
描いてみてしっくりこなければ、何度も描き直すことは他の部位と同じことです。
その人にあった鼻の形を再現してください。
特に小鼻の大きい人は、似せるポイントですので少し誇張すると格段に似てきます。
小鼻を高くする方法
大きな鼻をかく場合、単純に大きさだけを再現すると、横に広がったぺっちゃんこの鼻になりがちです。
そんなときは、小鼻の左右に補助線を入れてみましょう。
似顔絵は平面の紙に描くものですので、そのまま描くと高さが表現できません。
そのため、補助線を足すことで立体感を出します。
小鼻で美人に
ここで裏技を1つ後紹介します。
似顔絵をもっと美人に描きたいときは、小鼻の大きさを小さくしてみましょう。
これだけで更に美人にすることができます。
似せることを重視するのであれば、そのまま大きい鼻を描けばいいでしょうが、人にプレゼントするのであれば小鼻の大きさは少し加減した方がいいかもしれませんね。
鼻が大きいことにコンプレックスを持っている人は少なくないので注意が必要です。
その人なりの鼻を再現
鼻が大きかったり、形が変わっていれば似せるポイントになりますが、特徴が少ない鼻もけっこうあります。
そのため目ほどはっきりとした特徴がとらえにくい部位です。
だからといって、いつも同じ形の鼻を描いてはいけません。
そんなことをしていては、いつも同じような顔を描くことになりかねません。
同じようでもその人なりの特徴があるはず。
よく観察してその人なりの鼻を描いてください。
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