似顔絵の描き方【描きやすい顔】
描きやすい顔、描きにくい顔
似顔絵を描くにあたり、描きやすい顔と描きにくい顔があります。
言い換えれば、似せやすい、似せにくいということです。
まず、似せやすい顔とはどんな顔でしょう。
それは顔に特徴が多い人です。
似顔絵を似せるためには、他の人と違う部分を見つけて、そこを誇張するということになります。
だから、特徴のある顔の方が似せやすいという理屈になります。
ぶっちゃけて言うと、ブサイクな顔の方が似せやすく、似顔絵のモデルに適しているということです。
では、逆に似せにくい顔とは、特徴ない薄い顔だと思われがちです。
実は薄い顔は、特徴がないということが逆に特徴になり、意外と似せることができます。
似せにくい顔とは、イケメン俳優とか美人女優とか、とにかく整った美しい顔立ちの人なのです。
なぜかと言うと、綺麗な顔は崩せないからです。
崩せないので綺麗に整った描き方をするしかありません。
綺麗な目、綺麗な鼻、綺麗な口。
そんな描き方をすると、出来上がった顔はどれも同じような顔になってしまいます。
同じ顔を描いて似るはずがありませんよね。
似顔絵を描く3つの力
似顔絵を似せるためには3つの力が必要です。
似せにくい美形の顔も、3つの力をつけることで描けるようになります。
観察力
表現力
修正力
観察力
観察力とは、似せるためのポイントを見つけ出すことができる力です。
例えば、左右の目の位置が近いのか離れているのかとか。鼻の下の長さとか、目と眉毛の位置とか、輪廓の形はどうかとか、観察すべき箇所は山ほどあります。
顔のパーツの特徴を見つけるのはもちろんですが、各パーツの位置も とても重要な観察ポイントです。
表現力
イメージどおりに再現できる力が表現力です。表現力については、画力と言い換えてもいいでしょう。
特徴を見つけられたとしても、自分が思い描くとおりに再現できなければ意味がありません。
修正力
修正力は、似顔絵の要となる力です。
似顔絵は修正してこそ完成すると思ってください。
しかし、出来上がった似顔絵を 自分で修正するのは なかなか難しい作業なのです。
人の描いた似顔絵の悪いところはすぐに見つけられても、自分の描いた似顔絵の悪いところはなかなか見つけることができません。
悪いところが分からなければ修正もできないということです。
修正力を身につけるためには、常に客観的に自分の描いた似顔絵を評価できる目が必要になります。
3つの力を得るために
それでは、この3つの力を身に付けるためにはどうすればいいでしょう。
端的に言うと、たくさん練習しないと身に付きません。
練習あるのみということです。
そうは言っても、どんなことにも近道、抜け道がありますよね。
良いか悪いかは置いといて、とっておきの練習法があります。
それはまた次回に。
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