見出し画像

死神と頼朝公の髑髏

子供の頃、我が家には所謂雑学本と言われるような本がたくさんあった。
どうやら父がコツコツと集めていたものらしく、本を読むのが好きだった私は、暇があると読み耽っていた。

読むクスリなんかのコラムをまとめた本もあり、当時の電化製品の開発秘話が載っていたりして、気になるものは覚えるほどだった。

引っ越しや、部屋を変える際の整理で、それらの本のほとんどは処分されてしまった。
処分する前に声をかけてもらえたら私が引き取ったのに…と、少し両親に文句も言いたい。

その処分された本の中で、どうしても読み返したい話がある。
それが「頼朝公の髑髏コレクター」

タイトルは違うかもしれない。
おそらく違う。
源頼朝ファンの未来人が、タイムトラベルを重ねて、晩年から遡って頼朝を殺して髑髏を頼朝の年の数だけ集めようとする話。
犯行がわかった時、幼い頼朝を手にかけて、まさに首を取ろうとしていたところだったという流れだったと思う。

最近、圓生の死神のまくらで見せ物小屋に幼少のみぎりの頼朝公の髑髏があった話を聞いて、先の話を思い出した。
明らかにこのまくらが、話の元ネタになっている。
聞いた高座は昭和50年のもの。(もっとも、頼朝の髑髏の話自体はそれより前からあるらしいが)
私の父が私が生まれる前に本を買ったと考えても、物心つく頃には読んでいたので、昭和50〜60年頃に発行されたのではないだろうか。

どうしても読み返したいと思っても、本のタイトル、話のタイトル、著者名、全て記憶にない。
記憶に残るキーワードで検索してもヒットしない…

気になる。
私は、このモヤモヤの火を抱え続けるのだろうか?
諦めるか…

消えるぞ
消えるぞ

ほーら
消えない…

やっぱり、もう少し調べます。
情報お持ちの方いらっしゃいましたら、教えていただけますでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?