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23年11月に読んだ本の一言感想メモ

◆23年10月はコチラ


・『マグロ大王 木村清』★★★☆☆

両手を広げて「すしざんまい!」の社長が書いた自伝。ビジネスを思いついて実行に移すサイクルがすさまじく早くて、きっとどの業界にいても成功されたと思う。100分の1でいいからその行動力、見習いたいわぁ。

・『東南アジア式「まあいっか」で楽に生きる本』野本響子★★☆☆☆

著者はマレーシア在住10年目。東南アジアの良い面を汲み取る姿勢は大事だと思うけれど、いちいち日本sageを挟んでくるのが少し鼻につきました。

・『組織サバイバルの教科書 韓非子』守屋淳★★★★☆

僕は社会の落伍者なので、組織論とかリーダーシップ論を読むのがものすごい苦痛なんですけど本書は面白くて一気読みしました。性善説にもとづいて治世を行う孔子のアンチテーゼとして生まれたのが韓非子で、まさに今のような混沌とした時代にこそ真価を発揮する一冊だと思います。

・『勝間式タイムパフォーマンスを上げる習慣』勝間和代★★☆☆☆

「お金をたくさん稼ぐよりも、限りある時間をよりよく過ごすほうが大切だ!」ってたしかにその通りなんですが、それはお金にある程度ゆとりがあって初めて言える台詞で、ちょっと世代間の温度差を感じるなー。

・『80歳の壁』和田秀樹★★★☆☆

本書を要約すると「病院や医者の言いつけを忠実に守ってもQOL(生活の質)は大して変わらへんから、なるべく好きに生きたほうがええで」という感じ。僕が高齢者の仲間入りする頃には今のような手厚い社会福祉はなく、医療を受けるor受けないの選択の余地すらなさそうですが。

・『お金の流れで読み解く徳川家康』大村大次郎★★☆☆☆

歴史パートはだいたい知ってる話だった。三貨制度(金・銀・銅を用いた江戸の金融システム)の話はさすがは国税庁OBの著者でためになりました。

・『十戒』夕木春央★★★☆☆

爆弾が仕掛けられた孤島で起こる連続殺人。ラストで明かされる真犯人の正体に流石!と唸りましたが、登場人物たちが十戒のルールに素直に従いすぎて全体的に単調な気がしました。前作『方舟』のインパクトには及ばないかなというのが率直な感想です。

・『夢をかなえる、未来をひらく鍵 イマジナル・セル』はせくらみゆき★★★☆☆

イモムシ⇒サナギ⇒チョウの進化の過程を、人間のココロの成長になぞらえて説いた本。サナギの中身がいったん全部スープ状に溶けるんだけど、いくらなんでも生態が気持ち悪すぎるやろ…(ドン引き)。

・『信用2.0』堀江貴文★★★★☆

これは『多動力』以来の良作じゃないかな。お金や肩書きといった流動資産・固定資産より、「信用」という無形資産が大事になるよという話。10年以上前に岡田斗司夫の『評価経済社会』に感銘を受け、実践して生きてきたからストンと腹落ちする内容だった。

《今月の私的トップ3》


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