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24年5月に読んだ本の一言感想メモ

◆24年4月はコチラ

・『逆張り思考』成田修造★★☆☆☆

啓発書かビジネス書かなと思って手にしたんだけど、ほぼほぼ自伝でした。著者は四角丸メガネの成田悠輔の弟者。父は会社経営に行き詰まり蒸発、母も早くに病気で亡くし、苦労の多い生い立ちだったようだ。

・『縄文文明』小名木善行★★★☆☆

本当はすごかった縄文時代!後半は著者のいきすぎた妄想や陶酔を感じたけど、過小評価されすぎなのは紛れもない事実なので啓蒙の書になるだろう。

・『JUST KEEP BUYING』ニック・マジューリ★★★★☆

タイトルを直訳すると「ただひたすら買い続けなさい」。投資の前段階のタネ銭を集めるところから親切に教えてくれ、例え話もユニークで面白い。コツコツ積み立てより即一括購入のほうがパフォーマンスが良くなりがちって話は目から鱗だったなー。

・『わが投資術』清原達郎★★★☆☆

2005年の長者番付で1位になった伝説の金融サラリーマン。喉頭がんを患い、ファンドマネージャーを引退した現在、投資の極意をはじめて明かす。割安で放置されている小型株を長期保有するスタイルで、逆張りを好む僕の考え方に近く参考になった。

・『アマテラスの暗号』伊勢谷武★★★★★

岸田首相が夏休み読書用に購入して話題になった本。旧約聖書と日本神話の共通項を次々に突き付けて日ユ同祖論を証明する『ダヴィンチ・コード』の和製版といった内容。真偽は横においても、暗号解読やミステリー要素満載で読み物として非常に楽しめました。

・『成熟スイッチ』林真理子★★☆☆☆

いま日大アメフト部の事件でだいぶ揉めていますが、本書は理事長就任前に書かれたエッセイ。なんというか、せっかく新しい分野に挑戦したのに「運が悪かったですね」としか言いようがない…。

・『考えて、考えて、考える』丹羽宇一郎×藤井聡太★★★☆☆

祖父と孫ほど年が離れた両者が「友だち」と呼び合ってほっこりする。藤井聡太棋士の受け答えがしっかりしててとても当時10代とは思えないなぁ。

・『老いる勇気』岸見一郎★★☆☆☆

嫌われる勇気』で有名なアドラー心理学に詳しい著者が「老い」といかに向き合うか語る。いいこと書いてあると思うんですけど、世相がひっ迫しているせいか自分の心に受け止める余裕がなかったっす。

《今月の私的トップ3》


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