グラレコってやる意味あるの?
こんにちは!
会社勤めしながらイラストレーターの副業中の、にふみんです。
今回は前回に続き、グラレコのお話。
グラレコやってます、というと多くの人の反応はまず「なにそれ?」。
そして「イラストを使って会議の内容をまとめたり、企画書描いたりするんです」というと「へ〜」と伝わることは伝わるのですが、「会議議事録や企画書を、イラストで描く意味」について、あまり理解されてないように感じます。
そこで、今回はわざわざ会議議事録や企画書をイラストで描く意味、つまりグラレコをすることの意味について、説明します。
グラレコのメリット①|全体や流れがわかる
グラレコでは何にも考えず内容を絵にしているわけではなく、話し合いや伝えたい事のテーマにあったレイアウトを採用して絵にしています。
例えば物事の流れや展開を伝えるのには「十字型(4コマ)」や「タイムライン型」が流れを伝えやすそう、ワークショップやブレインストーミングなどで出た参加者のアイデア・声をテーマごとにまとめるのには「発散型」が適しているな、といったようにです。
このように、話し合いのタイプに応じてレイアウトを決めて1枚でまとめるため「この打ち合わせでは何について話したか」が一目でわかるように!
ちなみに私がよく使うのは「ステップ式」と「十字型」。
ステップ式は打ち合わせで「メンバーがゴールに向かっていつまでに何をするのか」を分かりやすく共有するときや、マニュアルを作成するときに手順を「STEP1、STEP2…」というようにポイントを押さえながらの方が説明がしやすいため、よく利用しています。
また十字型は新聞記事とか企業の紹介など、あるテーマについて「3~4の観点からまとめる」時に便利。例えば企業紹介であれば企業理念、創業について、主力商品、今後の展開、また新聞記事であれば論点①~③+自分の意見と、いったようにです。
またレイアウトの他にも議題に合わせて様々な図形を用います。流れを示す「矢印」、意見のカテゴリー分けをする「マトリックス」、要素の階層や構造を示す「ツリー」といったようにです。
グラレコのメリット②|抽象的な事もイメージしやすく
打ち合わせをしていると抽象的な話になりがちで、またそれによってメンバーの認識のずれが生じやすくなります。
また、企画の提案書でも「どんな問題背景があり」「この企画を通して」「問題がどう解消されるのか」が文字だけでは伝わらない、イメージのしにくさという問題があります。
そこで登場するのがグラレコ!
例えば会社内での新しいシステム導入にあたって、システム利用にあたって必要なアカウントの有料版と無料版があり、いかに有料版を使わずシステム改善ができるかの話をまとめてみたり、
地域の店舗さんや企業さんを巻き込んだ新しいイベントを開催したいが、参加をお願いする企画書に「どのようなイベントなのか」を一目でわかるように「来場者目線」のイラストを添付してみました。
グラレコのメリット③|読む気が起きる!
3つ目は「読む気が起きる」ということ!
実はこれが一番大事なんじゃないかなと思っています(笑)
例えばこの「介護保険」に関する記事の要約。
これをグラレコにすると…
いかがでしょうか。
文字だけより、グラレコ化した方が、グッと読む気がおきるのではないでしょうか。
特に上記のような「介護保険制度」という記事は、社会の制度という抽象的な事であり、社会問題という明るくない話題のため、「積極的に読もう!」と多くの人が思える内容ではありません。そういう時にグラレコを活用することで、今までこのテーマに興味関心がなかった人にも「お、なにこれ」「読んでみようかな」と届けられるようになるのでは、と思っています。
まとめ|グラレコを活用することで、伝わりやすくなった!
グラレコをいろんな場面で活用するようになり、私が感じているのが「伝わりやすくなった!」ということ。
もともと私は、口頭で何かを説明することがとても苦手。頭の中ではイメージができているのに、人を前にすると緊張もありそれを上手く言葉にできない…そんな苦い思い出がたくさんあります。
それがグラレコを使うことで驚くほど人に伝えるのが楽に!私自身が楽になっただけでなく、周りの人からも「わかりやすい!」と好評。またイラストにしていることで、私から伝えた人から、また別の人へと説明するときの資料としても活用されています。
グラレコは情報伝達をストレスなく、スムーズに行うための「潤滑剤のようなもの」。
なのでグラレコを勉強したことのある人は、どんどん活用していきましょう!!仕事はもちろん、わが家では育児でも大活躍。「これが終わったらおやつ食べよう」などの約束事をするとき、言葉だけよりチラシの裏にサラサラとこんな風に示すだけで理解し、納得してくれます。
グラレコ使うイラストは線や、矢印や、丸や三角などの簡単な図形を用いたイラストなど。絵が苦手…という人も気軽に試してみて、コミュニケーションツールの1つとして広がれば、と思います。
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