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’24.7月期 新番組寸評(テレビ東京)


しょせん他人事ですから〜とある弁護士の本音の仕事〜(金曜 20時)

ケンティこと中島健人主演のドラマ
チャラさと不誠実そうな物腰から相談者からの評価点が最悪な弁護士・安田理(中島健人)とそのパラリーガルを務める加賀見灯(白石聖)
不真面目な安田と超まともだけどちょっと暴力的な加賀見というデコボコバディが繰り広げるリーガルドラマ

不真面目(そうに見えて結局は相談者のことをしっかり考えている)なケンティ、役に゙ハマっているもののもっと弾けたキャラにした方が面白いのになぁと感じながらも、テレ東らしい無難な線に落ち着いているのはベテラン演出家・本橋圭太のゆえんか?
本橋圭太監督、前シーズンでは「アンメット」のセカンドディレクターを努めたり、人気作をいくつもディレクターしていますが、どちらかといえば堅実な演出に定評がある監督。
このドラマもしっかりと作られて、見て面白いもののぶっ飛んだところは無くてちょっと物足りない。そんな感じのドラマという印象です

初恋不倫〜この恋を初恋と呼んでいいですか〜(BSテレ東ほか 水曜 24時)

元乃木坂46の樋口日奈主演の連続ドラマ
幸せな夫婦生活を送っていたはずなのにある日夫(芳村宗治郎)の不倫に気付いてしまったところから人生の歯車が狂い始める…
メイン出演者がほとんど不倫するというトンデモドラマだが、
結婚とは、夫婦とは、純粋な恋心とは…いろいろと考えさせられるストーリー

ということなんですが、私には全くハマってません
なぜか頭に全然入ってこないドラマ
ストーリーとは全く無関係に始まるオープニングのダンスからハマってません
「逃げ恥」から流行りだしたエンドロール(たまに今作品のようなオープニング)でダンスするという風潮
まれに面白い、ハマっている時もありますが大概は寒い気がします
寒いと感じる=制作側のセンスを疑う、に繋がってしまいドラマの出来とは関係なく見る気が無くなってしまう
ダンスしたいなら己のセンスの進退???を賭けるくらいの気概を持って作って欲しいです

このドラマ「初恋不倫」も改めてじっくり見れば良いドラマなのかもしれませんけど

夫の家庭を壊すまで(月曜 23時)

松本まりか主演の不倫が発端の愛憎ドラマ
原作はLINEマンガ。最近の流行りのカテゴリーのひとつです。
玉石混交のこのジャンル。今回は夫が内緒で女を作り、なおかつその女と家庭生活を過ごしているという設定
不倫している夫と別れること無く、相手との家庭を崩壊させるべく復讐を企てるサレ妻・みのり(松本まりか)の狂気じみた行動が第3回までくらいの見どころ
原作は未読なので今後の展開はわかりませんが、松本まりかが主演ということで狂気じみた怖さとともにどこかユーモラスな感情をもってしまうのは、松本まりかが好きだからでしょうか
松本まりかの素のキャラが透けて見えることで重く暗い展開がなんとなく楽しく思えてしまうという不思議な感覚があります

松本まりか以外にも、夫役が竹財輝之助。不倫相手が今現在、艶っぽいキャラを演じさせたらNo.1の野波麻帆。その息子役を野村康太と周りのキャストも充実しています

ストーリーも面白く、おそらく原作がしっかりしていると感じる本作品。意外と?楽しめます

星屑テレパス(火曜 24:30)

AKB48メンバーが出演のドラマ
メイン出演者がほぼAKB48のみという数年に一度作られ続けているパターン(ただしテレ東としては久しぶり)の一作と考えればよさそうです
ストーリーは、地球上に自分の居場所なんかないと感じている高校に上がったばかりの女の子・小ノ星海果(佐藤綺星)を中心に自称宇宙人の明内ユウ(伊藤百花)、副学級委員長宝木遥乃(大盛真歩)、不登校気味の機械スペシャリスト雷門瞬(山崎空)などがロケットを作って宇宙へ行こう!を合言葉に織りなす”宇宙”を巡る壮大で繊細な“青春ガールズ群像劇”だそうな

ちょっと百合っぽいテイストを加えたガールズ青春譚
内容は???がいっぱいなのですが、そんなことを考えないで
可愛い女の子を愛でるように観るのが正しそうなドラマと考えるのがよろしいようです

錦糸町パラダイス〜渋谷から一本〜(金曜 24時頃)

第1話はほぼストーリーの進展は無く、出演者のキャラ紹介と関係性を示しただけの内容。しかしそれでも退屈することなく何となく見れてしまう豪華な俳優陣のやりとり
主演が賀来賢人、柄本時生、落合モトキ、岡田将生
その他に光石研、濱田マリ、MEGUMI、浅香航大、早乙女太一、さとうほなみ、松井愛莉などなど他のドラマだったら名前を挙げないといけない人はまだまだ出ています

一応、ストーリーらしきものを書き出すと、東京の下町・錦糸町を舞台にハウスクリーニング業を営む賀来賢人、柄本時生、落合モトキを中心に様々な人間模様が交差する物語
近々開催されるであろう錦糸町音楽フェスと怪しげなルポライター蒼(岡田将生)の動向が今後のストーリーの要になりそうではあるが、メインは総勢50名以上の人生模様
派手なアクションやドンパチは無さそうだが、静かに心に刺さるのか
心に染み入るのか、そんな作品になりそうです

そしてこの作品のプロデューサーおよび企画・原案として名前を連ねるのが出演もしている柄本時生今井隆文
大元は俳優陣のアイデアから始まったらしいこのドラマ
このあとどんなストーリーがあるのか、どんなお芝居が待っているのか楽しみです

金曜の夜中に肩肘張らず、お酒でも飲みながら楽しむには最高のドラマになりそうな気がします

量産型リコー最後のプラモ女子の人生組み立て記ー(木曜24:30)

乃木坂46の与田祐希主演のドラマ
シリーズ3作目となるが、通常のドラマとは全く違い、同じメイン出演者が同姓同名のキャラながら別の世界ーアナザーワールドに生きる
タイムパラドックス的なシリーズの3作目
今回のリコは、東京で派遣OLの仕事をしていた小向璃子(与田祐希)が祖父の死をきっかけに実家へと戻り、祖父の通っていた「矢島模型店」でプラモデルと出会う。そしてプラモデルを通して家族との関係、愛情などを再確認するドラマだそうです

ドラマの方は、プラモデルが好きな人、与田祐希さんを好きな人なら絶対に楽しめるドラマとなっていますが、注目すべきは与田祐希さんの演技
テンション抑えめで派手さの無いナチュラルな感じが抜群にうまいです。
与田さんのうまさは「ナチュラルさ」という曖昧な言葉こそがピッタリと似合う、なかなか人に伝わりづらいうまさ。普通の若手(だけで無く、今売り出し中!とかの俳優にも多い)は頑張る気持ちが表に出てしまって、周りとのバランスを取るのが下手だったりする人が多い。まぁこの”頑張る”というのは大事な気持ちではあるのですが、ドラマの中ではちょっと邪魔。ただしその俳優を好きな人にとっては、そういう頑張りが見えたほうが可愛いく見えたりするので始末に悪い。
ところが与田さんは、1作目からホント自然にドラマの中に溶け込んでいる感じがしてとても心地良く感じたのです、別に喜怒哀楽が無いわけではなく、ちょうどよい塩梅で抑制が効いている演技。とても好きです。
まぁ2018年の「モブサイコ100」に出演してた頃はいわゆるアイドル演技だったのでこの間のドラマ以外(センター経験とかバラエティ番組)での経験が大きかったのでしょう
現役の乃木坂46であり、センターもたびたび務めるメインメンバーゆえにドラマへの出演は多くありませんが、今後、俳優として物凄く伸びる可能性を秘めています。いうなればAKB48の川栄李奈さんのような感じ。
本人が俳優業にどれくらい興味を持っているかはわからないのですが
今後も大注目な”俳優”さんです

ひだまりが聴こえる(水曜 24:30 ※未視聴)

難聴の大学生とその同級生。ノートテイクを介して繋がってゆく2人の心を繊細に描くBL系ドラマ

すみません未視聴です

青春ミュージカル・コメディ oddboys(水曜 25時 ※未視聴)

岡宮来夢阿部顕嵐 W主演の学園ミュージカル・コメディ
まるで舞台をみているかのような構成のワンシチュエーションドラマ
主に2.5次元系舞台で活躍している人気処も大挙出演しているので、好きな人にはたまらない番組

ですが、ごめんなさい、未視聴です


晩酌の流儀3(金曜 24:40ごろ ※未視聴)

栗山千明主演の酒のつまみに特化した飯テロ系ドラマ
今回はその3シーズン目

すみません今回はまだ未視聴です


その他のチャンネル
 日本テレビ
 TBSテレビ
 フジテレビ
 テレビ朝日
 


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