シニアの病歴 Ⅵ(肺がん)
肺がんの摘出手術日が決定。6月21日入院、23日手術。
手術はまず下葉の組織を採り迅速組織検査、その結果を見て上葉の摘出を行うかどうか判断するという方針。
それに先立って、12日に肺の血管造影CT、血管の位置の確認。16日麻酔科から説明、右肺にも酸素を送るためやや太い挿管を使うとの説明。
6月21日入院、歯科検診も行う。他に血液検査や耳鼻咽喉科の診察など手術前のいろいろな検査が行われた。また、担当医師から手術の詳細の説明を受ける。下葉組織の迅速組織検査もあるが、そこで腫瘍がなければ上葉の摘出を行い、午後3時ころには終わるでしょうとのこと。「ロボット手術で行います」とのこと。
6月23日手術日、朝9時ころ歩いて手術室に入る。ちょっと寒い(緊張かな?)。圧倒される機器が並ぶ。ベッドに横になり、すぐに麻酔で意識はなくなる。
麻酔から覚めると、担当医師から「今3時です、予定どおり上葉の摘出ができました。全てうまく行きました」と伝えられる。
手術日のICUでの夜が辛い。喉が痛い、つばが飲み込めない。動きが取れない。喉が乾く。などなど辛い夜を眠れずに過ごす。
最近の手術後はすぐに患者を動かすようする。
翌日から病室。食事もでたような気がする。
レントゲンや血液検査で特段問題はないので、早めの退院。
家人から摘出された肺上葉の写真を見せられたが、ちょっと灰色っぽい塊、腫瘍塊らしきものも写っていた。
小さな手術孔からこんなサイズの組織を引っ張り出したんだとやや驚き。
6月29日退院。自宅療養。
7月18日退院後初めての呼吸器外科外来受診。
レントゲン検査、血液検査で異常なし。下葉の組織はサルコイドーシスであったとのこと。上葉の腫瘍は、腺癌で、ステージはⅠA3、経は2.7cm 初期がんで周囲のリンパにも腫瘍は見られなかったとのことで、ここまでは上々の結果であった。9月から補充療法を行う予定とのこと。
手術の傷跡が痛む、肋膜に沿って締め付けられうような感じがする。医師は、「みなさんそう言います」ということらしい。
続く、