うちの不思議なおばあちゃん〜計算カード〜
皆さん、小学生の時に計算カードの宿題あったのを覚えてますか?
親の前で答えを声に出して読んで、タイムを測って先生に提出。
私、その宿題、だっっっ嫌いで、そもそも計算がめっちゃ苦手でした。
どうしたら楽にできるのかなって幼い子供ながらに考えたら、
ちょうど良いタイミングでカードめくって答えを読み上げてることがわからないようにするっていう結果に至りました。
でも、そう長くは続かず母にバレてしまいました。
「答え見たらあかんでしょ。」by母
その時、私の謎の反抗心が湧きました。
「ももええわ、おばあちゃんに聞いてもらうし。」
その日たまたま、おばあちゃんがいたので聞いてもらいました。
一応答えを見ずにしようとしたんですけど、
当たり前に詰まるんです。
そしたら、おばあちゃんが
「杏花ちゃん。リビングでしたら落ち着かないでしょう。トイレでしたら良いんじゃない?」
??????????
まぁ、これって答え見てることバレないしいっか。
そして私はトイレに入り、計算カードを読み上げ、トイレのドア越しにおばあちゃんが聞くっていう謎の構図が生まれました。
読み終えて、トイレから出たら
「トイレ落ち着くでしょう。よく頑張ったね。偉いよ。」
おばあちゃんと母、どんだけ性格違うねんって思いつつ、おばあちゃんの私を見つめる真っ直ぐで穏やかな目を見て
ちょっと申し訳ないな
って思いました。
それから、計算頑張ってなんとかできるようになったのでオールオッケーです。