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ゴードン・ノースコット事件: 20人以上の少年を襲った衝撃の犯罪


ゴードン・ノースコット


はじめに

1920年代後半、アメリカ・カリフォルニア州で発生した一連の少年誘拐殺人事件をご存知でしょうか。この恐ろしい事件は、ゴードン・ノースコットという男が犯した数々の凶悪犯罪として知られています。この記事では、2008年に第81回アカデミー賞で数々の賞を受賞したチェンジリングの元ネタの事件。ノースコット事件の詳細を振り返り、その衝撃的な真相と、事件の背景に迫ります。さらに詳しい内容については、YouTube動画でも解説していますので、ぜひ最後までお読みいただき、動画をご覧ください。

恐怖の幕開け

1928年、ロサンゼルス郊外で発見された首のない少年の遺体が、この事件の始まりでした。被害者の身元は不明のままでしたが、これを皮切りにカリフォルニア州全域で少年たちの失踪事件が相次ぎます。特に、クリスティン・コリンズというシングルマザーの9歳の息子ウォルターが行方不明になったことで、事件は大きな注目を集めることとなります。
警察の捜査は難航していましたが、やがて一人の男、ゴードン・ノースコットが容疑者として浮上します。リバーサイドにある彼の養鶏場を捜索すると、そこで発見されたのは無数の骨や頭部など、想像を絶する証拠の数々でした。甥のサンフォード・クラークの証言によって、ノースコットが20人以上の少年を誘拐・虐待し、殺害していたことが明らかになります。


当時14歳の甥のサンフォード・クラーク

ゴードン・ノースコットの裁判と最期

ゴードンが逮捕され、裁判が開廷すると、ゴードンは、ウィンスロー兄弟とメキシコ人少年の殺害を認めたが、それ以外の質問には真摯に答える事はなく、法廷を愚弄するような態度でふざけ続けたていました。さらにゴードンは弁護士を解雇し、自らの事は自ら弁護を行うと言い張り、自分で質問を投げかけ、自分で答えるという茶番劇を繰り広げます。証言は矛盾だらけで、真実を明らかにするには程遠いものでした。1929年2月8日、ゴードンは身元不明のメキシコ人少年と、ウィンスロー兄弟の殺害で有罪となり、死刑を宣告されます。

逮捕されたゴードン
法廷で矛盾する供述をしつづけ周囲を唖然とさせた

母の執念

ウォルターの母、クリスティン・コリンズは、息子の安否を確認するためノースコットと直接対面しました。彼は「ウォルターを殺していない」と語ったものの、真相は謎のままです。クリスティンは生涯にわたりウォルターを探し続け、その信念を抱えたままこの世を去りました。

処刑前にゴードンに面会するクリスティン

事件の教訓と未解決の謎

ゴードン・ノースコット事件は、警察の腐敗が浮き彫りになっただけでなく、多くの家族の人生を狂わせました。ウォルターの行方は現在も不明のままですが、この事件が私たちに投げかける問いは重く、忘れることはできません。

この記事では、事件の概要をお伝えしましたが、さらに深い内容をYouTube動画で詳しく解説しています。ゴードン・ノースコット事件の真相や、当時の社会背景について興味がある方は、ぜひ動画をご覧ください。以下のリンクからアクセスできます。


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https://youtu.be/ucVZ3GwbKPw
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