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【正答率9割超】3級知的財産管理技能検定の勉強法について
こんにちは、こんばんは、おはようございます。
はじめまして、バビロンと申します。
本日、こちらのnoteにいらしてくださったということは、知的財産管理技能検定(3級)の勉強方法が知りたい方かと思います。
私は第47回に実施された知的財産管理技能検定の受験者であり、実技・学科共に正答率9割を超えて合格しています。
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知的財産管理技能検定にあまり詳しくない方でも、なんとなくどんなものか分かるように、体験談も含めて、勉強方法をお話できたらと思います。
もし、よろしければお付き合い下さい。
知的財産管理技能検定とは
知的財産管理技能検定とは、国家検定制度である「技能検定」制度の下で実施されている国家試験です。
知的財産管理技能検定(3級)に合格すると、『三級知的財産管理技能士(管理業務)』という名称の国家資格が得られます。
よく皆さんがイメージするであろう著作権(楽曲や、ゲームなどの創作物などでよく聞きますよね)や、特許権(すごい発明をしたときに、それを公開する代わりに一定期間独占する権利(保護)を取得するものです。あのPascoの超熟の製法も特許なのですよ……!)だけでなく、商標や意匠などの「知的財産」を管理(マネジメント)する能力を測るものです。
昨今、知的財産に関するニュースをよく耳にすることが増えたかと思います。
政府も本資格の取得を推奨しているようで、多くの企業でも人材育成ツールとして活用されているようです。
詳しくは、知的財産管理技能検定HPを見てみてください。
ん~!でも、一体全体取って何の役に立つの?!と思うかと思います。
今現在、私は学生なので管理技能士として活動することもなく、知的財産管理技能士会にも入会していません(入会は法律上の義務ではない上に、入会せずとも資格は有効になります。更新手続き・更新料も不要)。
なので、実際に資格を活用したお話は申し上げることは出来ませんが、勤務先の企業等の「内部」で知的財産に関する知識や技能を発揮する力を国が証明する国家資格であり、実際に取得の支援を行っている企業もあることから、キャリアップには有効な場合もあるかと思います。(「外部」の企業などから報酬を得て、法律上の独占業務をすることができるのが弁理士です。知的財産管理技能士に、法律上、独占業務は付与されません)
また、弁理士資格へのステップアップに活用したり、私のように法曹志望の方が何かしらの法律資格にチャレンジしたい時にもオススメかと思います。
3級とは言え、国家資格なので、資格欄が少し華やかになるのは学生にとっても有難いですよね!笑
勉強法
使用テキスト(アフェリエイトなし)
使用テキストは以下の通りです。
・知的財産管理技能検定(R)3級実技スピードテキスト TAC知的財産管理技能検定(R)講座 編著 早稲田経営出版
・知的財産管理技能検定(R)3級実技スピード問題集 TAC知的財産管理技能検定(R)講座 編著 早稲田経営出版
いずれも公式リンク先に試し読みページがありますので、ぜひご自身と相性が良いかご確認ください!
(Amazonでも販売されているようで、kindle版もあるようでした)
私は、文字サイズがちょうど良く、絵も描いてあったりと馴染みが良かったです。過去問や予想問題も収録されており、大変勉強しやすかったです。
知的財産管理技能検定公式のテキスト等もあるので、自分で相性が良いものを選んでみると良いかと思います。
いずれにせよ試験範囲の拡充があったりしますので、なるべく最新版を使用することをオススメします!
勉強方法
まず、3級知的財産管理技能検定は、正答率が70%以上で、合格することが出来ます。
これをどう捉えるかは個人の評価となるかと思いますが、私の見解としては、かなり易しい試験だと思います。
私が受験した第47回の実施データを見ても、学科では合格率約71%、実技でも約67%と、およそ合格率7割の試験であると言えます。
実際、私は1カ月程度の(他分野の学習と両立していたので、割ける時間もそれほど多くありませんでした)勉強で、高得点で合格出来ています。
本題の勉強方法ですが、かなりシンプルで「テキストを読む→該当範囲の問題集を解く」を繰り返していました。(合計3周)
全てテキストに目を通してから、問題集を解いてしまうと、正直最初の部分は少し記憶から抜けてしまって、上手く問題演習が進まないかと思います。
また、社会人の方や、学生の方でも他の勉強をしている方は、お忙しい合間をぬって勉強することになると思いますので、該当部分をしっかり区切って、やった範囲の定着率をなるべく高める方が、効率も良く、学んだ範囲が自分の頭にどれだけ入っているのか分かりやすいです。
テキストを細かく読み込むのは、通勤通学などのすき間時間に行っていただいて構わないかと思いますので、演習を通して、自分の特に苦手な範囲をすぐに確認できるようにしておくことをオススメします。
知的財産権それぞれの存続期間は少しややこしいので、整理してきちんと覚えておく必要があるかと思います。
また、知的財産管理技能検定では、公式HPにて過去問の公開がされているので、試験直前期にはそれも活用していました。
体験談
私が受けた会場では、会場入り口すぐに係の方が立っており、迷子になることは一切ありませんでした。
試験時間も学科・実技共に45分で、マークシート方式なので、体力的にもかなり優しかったです。
お昼を食べる時間はそれほど多くなく(20~30分程度)、真昼間に実施されるので、お腹が空いてしまいそうな方は何かしらを持ち込むことをおすすめします。(私はプロテインバーだけ持ち込み、試験後に近くのご飯屋さんに行きましたが…!)
個人的には時間が余ってしまう程だったので、試験時間をそれほど気にしなくても良いかとは思いますが、試験会場に時計が確かなかったような気がするので、腕時計などを持ち込むといいかもしれません。
より良い試験対策に私のnoteが少しでもお役に立てれば幸いです。
ご武運を!