
パズライン カード一覧 その三
011『足枷』 凹1凸1
手札が3枚以下時はプレイ不可。

ベーシック 2枚 凹上凸下、凹下凸上
スタンダード 1枚 凹上凸下
ハイランダー 1枚 凹下凸上

性能
完全なるデメリットカード。凹凸も1穴と最低限なので出し辛く防御力も低い。
戦略
出せる時に出すに越した事はないが、基本的には3枚以下の相手に押し付け合う戦法がマストとなる。渡す、捨てる、変化系が多く占めているパズラインでは意外に残っていてもなんとかはなる。
所感
中盤まで出せる時に出すか捨てる、相手に渡すかだが、序盤〜中盤で出せる状況にも関わらず他の凹2〜3穴(又は攻撃等)のカードを出し、結局終盤まで残り処理のタイミングを逃しがちな印象。(中盤から出そうと意識しても凹1穴なのがネック)他プレイヤーの妨害も重要だが自身の手札整理を怠らないようにした所。
備考
終盤で出すことの出来ない文字通り枷となるカードをいかに処理するかをベーシックデッキで学ぶ事となる。
012『勝利!』 凹3凸0
最後の1枚時のみプレイ可。

ベーシック/スタンダード/ハイランダー 1枚 凹全凸無

性能
足枷の逆凶悪バージョンでフィニッシュでは最高のカードだがそれ以外では実質死神である極悪デメリットカード。
出せた時はゲーム終了なので攻撃値、防御値は無関係。仕様上当然出し易さも最低値。
戦略
パズラインの性質上、切り札を最後の1枚まで保持していられる確率は極めて低く、もつれ込んだ終盤戦では突風等で相手に行き形成逆転されかねない。そのリスクを追ってまで所持し続けるのは余りに見合わないので序盤で破棄するのが安全か。
所感
初見プレイヤーは切り札の強カードと位置付け最後まで保持し続けるのは仕方の無い事かもしれない。勝利!というカード名もそれに拍車をかけている。
終盤プレゼントや突風で移動したとしても初見の全プレイヤーが勝利!を残そうとするプレイングをすると必然的に誰かが勝利!で上がる確率と回数が上がり「やっぱり勝利!は切り札の強いカードだ!」という誤った認識が刷り込まれてしまい、以降の勝負にも影響してしまう。
1人でもデメリットカードだという事に気付き、プレゼントで渡すと渡されたプレイヤーは「あれ?こんないいカード渡すの?」と反応が返ってくる。「これ最後にしか出せないから要らない」と応答すると徐々にこのカードの不要性が浸透されていく。
又、残り2枚で勝利!と足枷が残り詰んだ状態となって不要性に気付く事もある。
備考
勝利!での上がりは実績解除項目の1つ。難易度は高いので1vs1がおすすめ。
013『呪いの金貨』 凹3凸1
このカードを出した際、手札が2枚以下なら1枚引く。

ベーシック 3枚 凹全凸上、凹全凸中、凹全凸下
スタンダード/アンステーブル/エクスプローラー 2枚 凹全凸上、凹全凸下
ハイランダー 1枚 凹全凸上

性能
このカードは勝利不可のデメリットカードではあるが、4枚以上の際は実質最高のカードである。3枚未満では実質失敗と化す。
最高のカードの下位互換程度。
戦略
凹全穴な上に、ペナルティも緩めなので意外と邪魔になりにくいカード。定石通り序盤に出すか相手に渡すか。
所感
製作者の思惑通り初見プレイヤーはほぼ全員引っかかる(残り3枚時に出して)。
個人的には残り枚数に応じての長短のバランスが非常に優れているカードの1枚だと思う。
備考
残り3枚の時点で使用すると、その時点で2枚扱いになり1枚引く。(ヒント項目に記載されている)残り3枚時に出して1枚ドローして「これ2枚扱いになるんだ」とカードを出した時の枚数で効果が発動する仕様を学ぶ事となる。
014『救済』 凹2凸1
手札が4枚以上のプレイヤーは任意で1枚捨てる。

ベーシック 3枚 凹上下凸上、凹上下凸中、凹上下凸下
スタンダード 2枚 凹上下凸上、凹上下凸下

性能
全員が損をしないパズラインの良心カード。但し決定打とはならない。
残り4枚以上という所が非常にバランスが取れている。(3枚や2枚以下で強制的に捨てるとなると切り札を破棄しなければならないケースが多い為)
戦略
どうしても処理したいカードがあれば序盤で手札を整えるか、ただ手札を減らしたい場合は、基本的には相手に使ってもらう方が効率的な為(自身が4枚時に出しても発動しない為)、中盤プレゼントで渡す最有力候補。
所感
自身で恩恵を得られない中盤以降まで割と保持して、そこでようやく「今このカード要らないなぁ」という状況に陥りやすい。これは自身が1枚減らせるメリットの意識よりも他プレイヤーが1枚減らしてしまう事を嫌がる意識が強い為に序盤〜中盤出し渋っている印象が見受けられる。
呪いの金貨と同様、長短のバランスが優れている1枚。
備考
手札4枚の時点で使用すると、その時点で3枚扱いになり捨てる事はできない。
後は呪いの金貨と同様。
015『ドロー1』 凹2凸1
次プレイヤーは1枚引く。

ベーシック 3枚 凹上下凸上、凹上下凸中、凹上下凸下
スタンダード/タッグマッチ 2枚 凹上下凸上、凹上下凸下
ハイランダー 1枚 凹上下凸上

性能
数多のカードゲームでよくあるスタンダードカード。シンプルな攻撃カードでステータスも高く気軽に出し易い。
戦略
出せる時に使用するか、切り札として終盤まで残しておくか使い手によってプレイスタイルがはっきりするカード。
基本的には自身が何枚抱えても損はないが、スキップやリバースと同様、対面プレイヤーが有利な時にプレゼント等で次プレイヤーに渡して使ってもらう戦術がある。
所感
個人的にだが終盤まで残しておく方が良いとは思う。序盤に使用しても救済や慈悲ペンデュラム等下位が手札を減らし易いカードがある点と、暫定1位のプレイヤーは必然的に他プレイヤーから優先的に攻撃対象とされる点によりどんなに上位下位の枚数に差があろうともいずれは枚数が拮抗する事は自身での検証や幾多のパズライン実況動画で確認済み。(平均への回帰)
逆に終盤まで保持して渡す系で渡されたとしても対面プレイヤーに飛び火するのみで、捨てる系で捨てられる(ランダム、残り1枚で捨てざるを得ない等)場合が1番の不安点。
気軽に出し易いといえど序盤に考えなしに出すのは好ましくない。このカードに限らず(他のカードは効果が強くても一考が必要なので)目に見えて強いカード。とりあえずドロー1、とりあえずスキップというプレイングはパズラインで勝つ為には望ましく無い。(上記の一文は筆者がそういった思考を放棄したプレイングが嫌いなだけで感情的に記載している面もあり基本的には無視でOK)
しかし筆者はパズラインに限らず切り札を終盤まで溜め込むが結局使用出来ずに負ける悪癖がある(しかも何度やってもプレイスタイルを変えず改善しない愚か者)ので説得力は皆無。
備考(小ネタ)
このカードにおける学びは特にないが、初手〜序盤からドロー1や攻撃!をする傾向が強いので初期手札以上(8枚以上)でカードの単体の画面がどんどん小さくなり「手札が多すぎて見えないよ(汗)」状態となる。