冥王星の順行が告げる風の時代：真実と自由へのシフト

10/12に逆行していた冥王星が順行へ戻りました。11月20日にこの冥王星が山羊座から水瓶座に移動し、私達が生きてる時代には2度と山羊座へ戻ることはありません。

冥王星は破壊と再生を意味します。そして山羊座は地の性質を持ちます。

活気盛んな、時には武器を持った火の時代から、産業革命とともに始まった地の時代は、200年以上続いてきました。

占星術では、火土風水の4つの性質があり、ロールプレイングゲームなどに馴染みのある方はイメージしやすいかもしれません。

この土の属性と象徴されるものは、努力、根性、伝統、基盤づくり、安定、金、権力、組織、物質的な豊かさなどです。

山羊座も土の属性を持つサインです。山羊座の特徴といえば、根気強くコツコツと積み上げていく姿勢。大器晩成型で、やがて組織のトップに立ち、成功を収めるとも言われています。

家を持ち、組織に属し、安定した収入を得て、晩年には年金を受け取りながら、家族に囲まれた豊かな老後を送る。かつてはそんな人生が一般的でした。

しかし、現代では地の時代の「悪い側面」が強調され、一部の巨大な組織のトップだけが富を独占し、下の者が搾取される構造が生まれました。山羊座の「頑張ればいつか報われる」という特性が、頑張っても権力に阻まれ、出る杭が打たれるような虚しさに変わったと感じた方も多いでしょう。

しかし、それが最近少し風向きが変わってきたのは体感されているのはないでしょうか。

風の時代は「情報」「伝達」「インターネット」がキーワードです。コロナ禍をきっかけにリモートワークが普及し、組織から「個」へと働き方が変わり、誰もがインターネットに触れる時間が増えました。情報発信が自由になり、起業する人も増えています。

この「情報」が、風の時代を象徴する最も重要な要素です。かつては決して表に出なかった真実が、次々と明るみに出ています。

例えば、日本では故ジャニーズ氏の長年にわたる性加害が発覚し、芸能界を震撼させました。以前から噂はありましたが、ようやく一部の闇が暴かれたのです。

これまでは、一部のメディアから限られた情報を鵜呑みにしていましたが、今は個人が独自の視点で情報を発信し、極秘情報すらも手に入れられる時代です。マスコミや組織が隠していた真実が、遅れながらも表に出てきているのです。

今回の政権にしても、Ｘでのトレンドを見る限り、国民の意識と政府の思惑が乖離していたように感じました。（私個人の感想ではないですよ）

そんな内閣について毎回Xではあだ名をつけられていますが、
今回は「だらし内閣」という政策以前のワードがピックアップされました。逆もまた然りできっとこの声は政界の耳に届いているのかもしれませんね。

また、米国ではイーロン・マスクやカニエ・ウエストが支持するトランプ元大統領と、ビヨンセやテイラー・スウィフト、ビル・ゲイツが支持するハリス氏との間で大統領選が行われています。トランプ氏は当選した暁には、ケネディ暗殺の未公開文書や新たなUFO動画、エプスタイン事件の顧客リストの公開を約束しています。

エプスタイン事件とは、大富豪であるエプスタイン氏が所有する島に欧米の政財界や王室、セレブへ数年間にわたり児童買春を斡旋し、児童虐待の容疑で逮捕されたのですが、このリストというのが名だたる人物が名を連ねているとされ、容疑者本人は勾留中に自殺し真相は闇の中となりました（一部では他殺説も）。

これで連想されるのが、先日、米ヒップホップ界の重鎮、ディディ氏が人身売買の容疑で逮捕された「ディディ事件」ではないでしょうか。
彼は裏の顔で、ありとあらゆる犯罪を犯し巨万の富を得ました。
児童虐待に加え顧客リストの証拠も挙がり第2のエプスタイン事件ともいわれています。
経済界やセレブを呼び込んで、おおやけの「ホワイトパーティ」という呼び名のパーティを開いていたそうですが、今回の犯罪の一部は、そのパーティ後の開催されていたとされる「フリークオフ」という名の裏パーティが特に焦点となります。参加した人物に薬を使い酒池肉林な状態をビデオに収め、口止め料をもらっていたとか。

もし今回、トランプ氏が当選したら、今まで富と名声で巨大な権力でねじ伏せてきた都市伝説のような事実が、オセロのように一気にひっくり返り、白日の下晒される…そんな恐怖におののいている人物も大勢いることでしょう。

どちらが大統領になるにせよ、この星の動きがある限り、明るみになるかもしれませんね。

さて、話を冥王星に戻します。
山羊座に滞在していた冥王星が、風の時代へと進んでいくこの節目に、私たちはどう向き合うべきでしょうか。
風の時代は、物質的な豊かさよりも、個々の価値観や内面の豊かさが重視されます。
「私は私、でもみんな違ってみんな良い。」
そんな自由な思想が広がり、固定概念に囚われない新しい視点が次々と生まれてくるでしょう。

もちろん、風の時代にも課題はありますが、今は「スクラップ＆ビルド」の転換期です。私たち一人ひとりの意識が集合意識となり、より良い時代へとシフトチェンジできるチャンスとなりうるかもしれません。
by星希ルナ