マートンの予言
根拠のない噂や思い込みであっても、人々がその状況が起こりそうだと考えて行動することで、事実ではなかったはずの状況が本当に実現してしまうこと。
「予言の自己成就」は「自己成就的予言」とも呼ばれており心理学の概念として使われている。
例えば
・患者が与えられた薬を特効薬と信じていれば、たとえ偽薬でも効果が現れる。
子どもの頃、なんとなくお腹が痛くなり、母に話したところ、すぐ効く薬だと言われ、飲んだら即効で効いた経験がある。後日談だが、薬でなくて「ラムネ」だった(笑)
・朝のニュースで見た星座占いの結果が悪かったうえで仕事でミスをしたり上司に叱られたりすると「そういえば今朝のニュースで運勢悪いって言ってたな」と考える。
・例の感染症でトイレットペーパーが無くなるという噂が全国で広まり、実際にドラッグストアなどの店舗でトイレットペーパーが無くなる事件が起きた。
作られたB型
その行動を見ると、今度は周りの人も「やっぱりB型だからだ」と解釈します。 すると、さらにB型の人はその解釈に応じた行動をとるようになり、しだいにB型的な性格になる可能性は十分あります。 これを心理学では「自己成就予言」といいます。
こうやってB型になるのか~(笑)
笑い事ではないね~
「予言の自己成就」こそ、全ての人間が持っている予言の能力。
占いの鑑定を受ける側も、占う側もこの能力を良い方向で使えば、最強の占い師が爆誕する。
しかし、ネガティブシンキングで使うと、とんでもない未来が想像できる。
自分の未来もそうだし、色々言われている終末予言も「予言の自己成就」この能力を良い方向で使った方がいい。
簡単なようで難しいかもしれないが、今の時代には、特に必要な能力だ。
by星希リタ