海王星巡行:師走の星々
今月は、星の動きがせわしなく、何かとザワザワ感が続いています。
12/7に火星が逆行に、同じく7日に金星が水瓶座入りし、冥王星と重なりました。また海王星が12/8に巡行致しました。
さらに水星も16日まで逆行が続きますので、引き継ぎうっかりミスや交通の乱れ、モチベの維持に気をつけたいところ。
巡行や逆行、移行は、終わりと始まりの前後が最も影響を受けやすくなります。
以前もお伝えしましたが、火星の逆行は、外へと向かうエネルギーが内向きとなり、気力が落ちたり、内面の葛藤や、自身へ怒り、他者との衝突もおきやすくなります。
しかし逆行は見直し期間と捉えることもできるため、充電期間に蓄えた強いエネルギーを今後どのように生かしていこうか考えると上手に乗り越えられるかと思います。
金星が冥王星滞在中の水瓶座入りへ
そして、愛や美、金運をつかさどる金星は、水瓶座に入り、破壊と再生を意味する冥王星とピッタリ重なりました。
水瓶座は分析力やコミュニケーション、自由や平等を表す星座です。
数日前まで金星は、山羊座に滞在していたため、もし重めの恋愛をしていた方は、心の解放感を感じる方もいるかもしれません。自由でオープン、人によっては友人の延長上のようなライトな恋愛になりそうです。
しかしながら、金星は破壊と再生を司る冥王星とピッタリ重なり、さらに火星が真反対にいるため、抗えないような恋愛や、関係性が変わったり、激しい情愛を求めたりと、突如として衝撃的な出会いや出来事もありそうです。
金運面では、突然の臨時収入やプレゼントやサプライズ(時期的にボーナスやクリスマスプレゼント時期ですしね)もありそうですね。
ただ、裏を返せば一気に水の泡ともなりかねない星回りです。0か100かで大逆転を狙うより堅実にいきましょう。ちょっとしたくじはよいですがギャンブルはほどほどにした方がよさそうです。(これもちょうど有馬記念や宝くじ時期なんですよね…(*‘ω‘ *)
海王星が順行へ
そして逆行していた海王星は8日に順行に戻りました。逆行自体は年に大体同じ時期に順行するので珍しいことではないのですが、この海王星は今魚座に滞在しています。魚座の支配星は海王星のため、居心地が最高に良い状態なのです。
しかし2012年から魚座にいたその海王星も2025年3月に牡羊座へ移動します。一つの星座には約14年程滞在するので、一周するのに約165年。ともなれば、同じ魚座海王星時代は、自分たちが生きている間はもう二度と体感することはないでしょうね。
2025年の今頃一旦逆行で海王星は魚座には戻りますので、お試し期間みたいなものとはなりますが、冥王星の水瓶座の引っ越しといい、今年来年再来年は天体の大移動が続くので、ほんとうに大イベントです。
さて、海王星の意味としては幻想や直感、夢、芸術、癒し、霊性、宗教、創造性、イマジネーション、スピリチュアル、浄化、薬、酒などあります。そして魚座も同じような意味合いを持ち、垣根や境界線のない愛に満ちた星座です。スピリチュアルや感染症の薬害問題、麻薬などの問題がここ最近クローズアップされたのもうなずけるところですね。
そして海王星の逆行と言えば、
良い面としてはイマジネーション能力が高まったりするので、創作活動するにはうってつけかもしれませんが、
まやかし、酒、薬、幻惑、詐欺、嘘がバレる虚像といったネガティブ要素が強く出ます。
ここ連日まさに、詐欺事件や虚偽の報告というのは、ニュースなどでかなり感じたのではないでしょうか。
巡行に入ると、目がさめたように現実に戻り、思い描いていた夢を思い出し実現しようと動き出します。
そして土星が同じ魚座に滞在しています。土星は努力や制限の天体です。
努力しても叶わない夢と捉えるか、夢は努力すれば叶えてくれると捉えるかは、私達が行ってきた結果、もしくはこれからの積み上げ方次第だということを伝えてきているようです。
鯉は滝を登りきると龍になると言われています。己を鍛錬した者は想像以上の未来をつかみ取り、宗教や薬、酒、金で人々を幻惑し、あがめられていたまやかしの鯉は、逆行する水の中で、美しいメッキの鱗がはがれ正体がばれるのです。
そんな魚座にいた海王星が巡行に戻り、3月に牡羊座お引越し。牡羊座は活動的な星座です。今まで夢見心地でのんびりコツコツやってきましたが、準備体操もなしに疾走はできません。このお試し期間前にすこしずつ体を慣らしていけば、来年再来年に向け、上手に羊の背中に乗れるかもしれませんね。
さて、順行に戻った機会に、普段見えない部分の隙間の埃を掃除し、心地よい空間でよいと仕上げとなりますようマインドを高めていきましょう。
by星希ルナ