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岩瀬恵真と明法寺紗理奈【史上最も醜い学級会】

⑭「今日の学級会ではセックスの相手を決めてもらいます。」史上最も醜い学級会が始まった!政府のとんでも政策、少子化対策案とは?T県中学校2年1組の生徒の運命は・・・

岩瀬恵真と明法寺紗理奈

 岩瀬恵真と明法寺紗理奈。この二人はお互いをライバル視している。敵対関係と言ってもいい。同族嫌悪というやつか。かたやバドミントンで全国大会、かたや空手で全国大会。かたや学年一のモテ女、かたや学校一のモテ女。岩瀬恵真はかわいい系の女王。明法寺紗理奈は美人系の女王。かたやぶりっこ満点、かたや腹黒満点。お互いがお互いに自分よりも相手の方がモテていると思っている。気に入らない。岩瀬恵真は明法寺紗理奈の計算された腹黒さが許せない。明法寺紗理奈は岩瀬恵真の天然に似せたようなぶりっこ姿が許せない。女の子同士だと、こういうことはすぐに分かるものだ。当然どちらも同性からはあまり好かれていない。また、岩瀬恵真は後輩からはやさしくてカワイイ先輩として慕われてきた。自分にだけストイックで、どちらかと言うと周りにはユルイ面が目立つからだ。明法寺紗理奈は、先輩からは礼儀正しいかわいい後輩として慕われてきた。上手い生き方の一つとして上下関係を乱さないよう心掛けている故に、どちらかと言うと先輩後輩の上下関係にキビシイからだ。そして戦いの第一ラウンド、一年生のときのスポーツテスト。50m走では明法寺紗理奈が僅差で勝利、1000m走では岩瀬恵真が大差で勝利。真の決着は体育大会のリレーアンカー対決に持ち越された。結果は岩瀬恵真が明法寺紗理奈を抜いて1着でゴール。明法寺紗理奈は生まれて初めてリレーで抜かれた。第一ラウンドは岩瀬恵真の勝利。戦いの第二ラウンド、二年生のときのスポーツテスト。こちらも50m走では明法寺紗理奈の辛勝。1000m走では岩瀬恵真の圧勝。というか岩瀬恵真のタイムは3分そこそこだ。速すぎる。全国バドミントンで培った体力は折り紙つきだ。そして、またしても真の決着は体育大会のリレーアンカー対決に持ち越された。そのリレーでは岩瀬恵真が最後追い詰めるも、明法寺紗理奈が最後まで抜かせず1着でゴール。第二ラウンドは明法寺紗理奈の勝利。目立つ2人の体育大会での注目度はものすごい。岩瀬恵真はぶりっこ泣き。周囲からの同情を引き付けた。明法寺紗理奈は練習し続けた最高の笑顔。周囲からの憧れを引き付けた。第三ラウンドは、二年終了次までの告白され回数。学年内では岩瀬恵真の勝利、学校内では明法寺紗理奈の勝利。なぜか美人は学年内から敬遠されるフシがある。なぜかかわいい系は学年内に絶大な人気をもたらす。告白されたときの返事は、岩瀬恵真は「どっちでもいいけど、今は忙しいから。」、明法寺紗理奈は「嫌いじゃないけど、今は忙しいから。」。断り方も非常に似ている。こちらはまさに互角の勝負となった。その二人が手を挙げている。おそらく大会関係の質問だろう。

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