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柚子の味を感じる

夢で会った人がいる。
最初に言うがロマンティックな話では全くない。

その人は(見た目はあんまり覚えていないが男)
そいつは自分の家の和室で正座し食事をしていた。なんか精進料理みたいな感じ、、
それを俺は横で立って見ていた(俺が一番やべーな)

家の和室にはベランダへ繋ぐ引き戸があるのだけど、そこが開いていて、外にいるすずめのさえずりがよく聞こえてた。

その男は小鉢が三つ入ったお盆を持って、まず一つ目の小鉢を箸でつついた。

中にはおかゆに柚子の皮が少し。

めちゃくちゃ少ない。
それを3口ぐらいでゆっくり食べて、一言言った。

「柚子の味がする」

なんかわからないけど、心がポッとした。

窓を開けて空を眺めながら、
柚子が入ったおかゆを食べて、
柚子の味を感じる。

これってすごく大切。

夢から覚めても、そう思うのでありました。


余談ですが、
夢の話なんてのは大体面白くなく、

少し前、夢の内容に感動しすぎて、泣いて起きた事がありまして。
夢の話は目が覚めると、とんでもない勢いで忘れていくから、
僕は漫画のネタに使えるかもと思って、メモしておいたのですが。

二度寝から目が覚めてメモを見ると、

"友達のイルカの口を糸で縫う"

と書いてあった。

何にも使えねぇよこれ、

まぁ、夢なんてものはそんないい加減なものなのです。

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