職場で流行るMBTI/学問としては使われない理由


韓国で流行っているとも言われているMBTIという心理テスト。

特に2022年ごろからK-POPアイドルの間で話題にあがるようで1981-1995年のミレニアム世代から1996-2012年のZ世代の間でブームとなっている模様。

職場もZ世代が多いです。

MBTIとは、16個のパーソナリティに分けるものである。

ベースとなるものが下記の8つである。

内向的(I)
外向的(E)
感覚的(S)
直観的(N)
論理型(T)
感情型(F)
判断型(J)
知覚型(P)


私の場合は、ENTJで、左から順に外向的、直観的、論理的、判断型となる。

MBTIの詳しい説明は割愛させていただくが、
内向的or外向的、感覚的or直観的、論理的or感情的、判断的or知覚的の組み合わせでパーソナリティを決めるものである。

この心理テストに関して、研究的な立場であれば採用しにくい。

そもそも、人を二分化できるものと心理の学問では考えていない。

人の感情や心は連続体という考え方で、
MBTIではすごく外向的な人とやや外向的な人は同じカテゴリに入れられてしまう。

よく論文で見受けられるのは、BIG5というテストで、
これは協調性、社交性、勤勉性、チャレンジ力、メンタルの5つを連続体として見ている。

心理学の論文等では、BIG5のどの要素が学力にポジティブに統計的に影響があるのか、有意水準も考慮して行われている。

MBTIでは、二分化している分、統計的に有意と綺麗に結果を出すことは難しいであろう。

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