100あるユニットの頂点『ド葛本社』はなぜ愛され続けるのか?
にじさんじ発足から約3年・・・・
数多のライバーがデビューをし活動しているにじさんじ
その中で複数ライバーが組んで活動する「ユニット」活動がある
その数は100をも超える
そんな中活動2年以上継続し着実に人気を得ているユニットが存在する
『ド葛本社』である
先日8月11日の配信でユニット最高同接の6万人を記録した事は記憶に新しい(※ライブを除く)
同接だけではなくド葛本社はアーカイブ再生数も高い
・【世界のアソビ大全51】世界のアソビでガチバトル 120万再生
・【桃鉄】よし!家族旅行だ!?SP【#どくずほんしゃ】 1115万再生
・ド葛本社MUSICLIVE 2020夏~お家で最高の夏祭りSPECIAL~233万再生
・桃鉄ガチバトルで四人日本列島一周編【にじさんじ】 145万再生
・【VRホラゲー】大絶叫スマッシュファミリーズ 124万再生
・ド葛本社全員3Dスペシャル!!! 123万再生
・緊急!!家族でWii パーティ!【にじさんじ】 122万再生
・家族の絆を取り戻せ!~鍋バトル~ 109万再生
リピしやすい切り抜きが100万再生超えてるユニットは結構あるが
ユニット配信のアイーカイブがこれだけ100万再生超えてるのはド葛本社だけだ
筆者はこのユニットは他のユニットと一線を画す人気があると感じた
100をも超え、乱立するにじさんじユニットの中
なぜド葛本社が『頂点』を取れたのか?
どこが他のユニットと違うのか?
分析していきます。
ユニットのストーリー性①
それは「家族RP」とかではなく
グループの「はじめまして」から「4人の夢」までを全て配信に乗せた事である
ド葛本社発足は2018年の11月7日
当時にじさんじは『にじさんじ』『にじさんじSEED』『にじさんじゲーマーズ』に分かれていた
JK組などが所属する『にじさんじ』が主流で『SEED』『ゲマズ』は少し認知度が低かったのを覚えている
そんな中『ゲマズ』の本間ひまわりと『SEED』のドーラがグループの垣根を越えて『ドラひま』としてよくコラボ配信をしていた
そんなある日4人でプレイするゲーム『L4D2』配信が行われた
『ゲマズ』からは本間ひまわりが葛葉を連れてき
『SEED』からはドーラが社築を連れてきた
この時初対面同士
今では考えられないが呼び方も「◎◎ちゃん」「◎◎くん」「◎◎さん」呼びでぎこちない
この『はじめまして』を配信に乗せるという事が意外に他のユニットにはない要素の一つである
多くのユニットは大体裏で交流を重ねてから配信でコラボしたり
メタ的な事を言うと前世からの関係性を持ってきたりとリスナー側から見ると「あれ?いつの間に仲良くなったの?」という感情になる
関係性が大好きなにじリスナーからすると「仲良くなる過程を観察できる」というのは大きな要素である
ユニットのストーリー性②
『いつか4人で3D配信したいね』
『全員登録者10万人目指そう!』
ド葛本社は数回目の配信で「全員チャンネル登録10万」そして「イベントをする」という目標を掲げた。
日本人はシンデレラストーリーが大好きだ
「チャンスを掴み大成する」
当時「にじさんじ(一期生二期生)」が主流の中「SEED」「ゲマズ」の組合せが登録者10万人を目指して3D化する
今でこそにじさんじにおいて「登録者10万人」は当たり前の数字だが
この当時は選ばれた者しかたどり着けない数字でもあった
もちろん他ユニットやライバーも目標をもって活動している
だがそれを「配信に乗せる」というのが重要なのである
リスナーに伝わり。『リスナーが応援できる』という環境が大事なのだ
性格バラバラ『だから』おもしろい
ユニットは気の合う者同士・同じ感性を持つもの同士で組まれる
故に似た者同士のユニットが多い
それは当事者の友達同士としてはいい事なのだが
配信活動をするユニットとしてはどうだろうか?
正直『エンタメとして見るとワンパターンな展開』になってしまう事が多い
だが、ド葛本社の4人はいい意味でバラバラである
ヲタク知識満載の社も居れば、全然ヲタク知識のないひまわりがいる
陽キャのひまわりがいれば、陰キャの葛葉もいる
ゲームの上手い葛葉もいれば、ゲームが下手なドーラもいる
しっかり者のドーラがいれば、ポンコツの葛葉もいる
運動できるドーラがいれば、運動できないひまわりがいる
この『多様性』にとんだ4人こそド葛本社の強みであると考える
4人の多様性が特に色濃く出た配信がある
それはド葛本社一周年記念配信で行われた『Keep Talking and Nobody Explodes』というゲームだ
このゲームは二人で行い。一人はオペレーター、そしてもう一人はその指示を聞いての爆弾解除をするゲームだ
最初にポンコツと言われる葛葉&ひまわりが、ゲームサイドがひっかけで作った罠に全てかかりこのゲームの勘違いなおもしろさを引き出した。
その後、大人組の社&ドーラがこのゲームの成功例を華麗にだしてまた別のおもしろさを引き出す
またこちらのホラーゲーム配信ももそうだ
葛葉&ドーラがビビりまくってホラゲ配信のおもしろさを引き出し
ビビらない社&ひまわりがホラゲ配信の攻略的おもしろさを担う
そして、ビビる人外組とビビらない人間組の対比もおもしろい
一つのゲームに対して、一つのユニットで数パターンのゲームの展開を作れる
4人全員が違うタイプのライバーだからこそできる配信が多い
昔でびでび・でびるとフレン・E・ルスタリオが
「にじさんじライバーをハリーポッターの4つの寮に振り分けよう」という配信を行っていた
ハリーポッターに登場する4つの寮
「グリフィンドール」「ハッフルパフ」「レイブンクロー」「スリザリン」
魔法学校の生徒たちは性格や特性を見極められて4つの寮に分類される
それをにじさんじライバーでやろう、という配信であった
結果として
・勇気と騎士道の「グリフィンドール」 本間ひまわり
・聡明な頭脳を持つ「レイブンクロー」 社築
・誠実で優しい「ハッフルパフ」 ドーラ
・目的のため手段を選ばない「スリザリン」 葛葉
見事に4人とも違う寮に振り分けられた
リスナーを意識した配信レイアウト
にじさんじの多人数コラボは結構ゲーム垂れ流し配信が多い
良い意味で「友達との遊びを配信に乗せてるだけ」感があって、あまりライバー自身がリスナーを意識した配信作りをしてないのかな?と思うコラボもある
二人以上のコラボ配信となると画面の情報量が多くになり途中から配信を見始めたリスナーからしたら今なにがどうなってるのかわからない事が多い
そんな中でもド葛本社は毎回リスナーを意識したレイアウトになっている
例えば爆弾解除・・・このゲームは解除側と指示側にわかれる
例としてエンジェルズの配信を引き合いに出させてもらう
一目瞭然である
他にも桃鉄やアソビも見てみよう
アソビ大全
些細な事かもしれないが
こうしたリスナーへの気配りが人気へと繋がっている
グループ活動での4人の役割
ド葛本社は4人誰がかけても成立しない
全員が意味のあるポジションについている
【本間ひまわり】
ド葛本社の推進力。ユニット活動において「◎◎しよう!」と声をかけて集める事は一番重要。また誰とでも仲良くなれる彼女がいるからこそ配信タイプの違う4人がまとまってると感じる。
【ドーラ」
ド葛本社の縁の下の力持ち。企画の準備をしたり画面のレアウトを作ったりとド葛本社が他のユニット企画配信より頭一つ抜けてるのは彼女のおかげ
そして一番重要なのは、葛葉ひまわり社の3人の暴走を止めてくれる
彼女も悪乗りに参加した気持ちもあるだろうが、ツッコミに回ってくれる
彼女がいるからこそド葛本社は成立すると考える
【社築】
司会進行
案件や企画の時にスムーズに進行してくれる
彼のおかげで企画配信がストレスなく見れる
【葛葉】
ユニットをエモくする天才
葛葉が「家族になれたね!」「実家かな?」「家族あったけぇ」と発言するだけでド葛本社はてぇてぇに溢れる。
ユニットととしてのてぇてぇ作りには欠かせない存在
『ド葛本社の葛葉は他では見せない顔を見せる』
一粒で6回美味しい~関係性の沼~
ド葛本社は4人のユニットだがグループ内で別々の関係性を持ってる
そのひとつひとつがいユニットとして成立するくらいよくできている
これも他ユニットには見えない特徴であろう
・葛葉×ひまわり
姉弟の組合せ。
同じゲマズ同士初期から活動を共にしている。
ド葛内では二人が組めば暴走して取れ高を量産する
「葛ひま」としてもCP人気も高い
・社築×ドーラ
夫婦の組合せ。
大人組であり、やり取りが本当の夫婦のよう
子供たちと比べ知識も豊富で常識もあり見ていて安心する
・社築×ひまわり
父と娘の組合せ。
ド葛内ではひまわりのわがままに振り回される父親みたいな関係性
教育者と教え子としての人気も高い
・葛葉×ドーラ
母と息子の組合せ。
なんだかぎこちない感じが母と年ごろの息子っぽく愛されている
人外組だがホラーが苦手な所とか意外な共通点が多い
・ドーラ×ひまわり
母と娘の組合せ。
全てはここから始まった。オリジナル曲も出しており、ド葛内では男組の暴走を制止する場面も多い
・社築×葛葉
父と息子の組合せ
男同士で漫画ネタを頻繁に出す。お互いゲーマーでプレイを尊敬しあう仲
+だけではない-感情のおもしろさ
ド葛本社は「家族」をコンセプトに活動してるユニットである
配信ではいつも楽しそうなワチャワチャとした掛け合いが人気でその切り抜きも多い
しかし、二次創作として意外と多いのが「死別ネタ」と言われるものである
ひまわり社の人間と葛葉ドーラの人外設定が生きている
配信上ではいつも明るいド葛本社の半面、二次創作では「死」というマイナスの感情が人気である
この二面性がド葛本社というユニットを更に深いものにする要素であろう
「家族」であり「友人」である彼ら
彼ら4人は友達同士である
同期でもない4人。年齢も離れているであろう。4人とも普段の配信の色が全然違う。
だけど彼らは3年間止まらず活動してきた。同期ではない4人ユニットなら活動数最多でしょう。
これからも彼ら4人の活動を応援していきたいと思う