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ならず者映画にトキメク
80年代頃の映画になるが、俳優アルパチーノの作品で「スカーフェイス」という映画がある。
非合法社会でのしあがっていくヤバい映画だ。
そのサントラ音楽を久々に聴いてなんだか嬉しくなった自分。
…
社会規範でじれったい思いにかられたことはないか?
感情を殺してまともそうに振舞わなければ取り合ってもらえないのが当たり前の世の中。
ごくごく当たり前のこと。
あなたはそういうことをストレスに感じた事がないタイプだろうか?
いや、間違ってはいないと思う。
大半の人があなたに味方するだろう。
世の中で決められたことを忠実にこなすことは世間を渡っていく上で大事なこと。
けどもう一つの質問。
そっから踏み外したことはない?
私はあるな。
感情が爆発しそうになること。
いや、爆発させてしまったとき。
そしてそのことで後悔させられ罰を与えられる。
それがおおかたの社会じゃないか?
そして話はまた映画「スカーフェイス」に戻る。
この映画のなかでは非合法な出来事が山盛りだ。
受け入れられない人もいるだろう世界が展開する。
銃で人を撃つ、血が流れる。残酷な描写はある。
けれどもそれを見せたい映画ではないと思う。
もっと本質な部分がこんなに年数が経ったのに胸を熱くさせる。まるで主人公のように肝が据わっていく自分。
映画のなかで主人公は
今のままでは嫌だ。
のし上がりたい。
くそ!くそ!くそ!と間違いを犯しながらも自己実現に向かう。
そして根本的には悪い奴ではない。
それが破滅に向かうことになるのだろうけれども、そんな主人公を嫌いになれない自分がいる。
悪いことしてきたんだ、ざまあみろなんて思わない。
私たちのなかの誰かだってこの映画の主人公のように
くそっ!と何か蹴とばしてやりたい衝動があるはず。
うまくやってやろうとしてやれないもどかしさ。
社会の規範を盾にやりこめられる時もあるかもしれない。
・・・・
久々にこの映画のサントラを聴いて熱い想いを感じた私は、
おそらく社会や会社に不満を持っているのかもしれない。
けど、それらに媚びを売るようにニヤニヤして終わってる。
だからこそこの映画の主人公のような
キレてしまってる。
振り切れてるしまってる主人公に憧れをもってしまうのだろう。
映画の音楽を聴いてる間だけでも主人公に入り込みたい。
私だって振り切れてしまいたい気持ちがあるのだ。