【#蓮ノ空ラブライブ大会】ラブライブ!決勝のその時、私は寝ていた【蓮ノ空感想文】
本日もお越し頂きまして、ありがとうございます。
どうやら2024年も終わりが近づいておりますね。
蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさんの皆様におかれましては、どのような1年をお過ごしになられましたでしょうか。
なんと今回は、主に前回のラブライブ!の大会のことから1月度Fes×LIVEあたりのおはなしをさせて頂いてます。
蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブと出会ってから、1番胸に刺さり、勝手に悩み、影響を受けた出来事でした。
自戒の意味で書いた内容と妄想がほとんどで、楽しかった思い出の話とかではないんですけど、
それでもお付き合い頂けたら、嬉しいです。
もちろん、今年の大会のおはなしも、少しだけさせて下さい。
みんなで叶えた…
ラブライブ!北陸大会優勝。
2023年12月31日、その報せは伝えられました。
優勝を掴んだのは彼女たち自身の努力に他ならないのは言うまでもありませんが、
それを証明するための配信での出場に、どうやら我々蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさんの皆様の応援が一役買ったとあり、
勝利の味は格別なものでした。
103期10月度Fes×LIVE、竜胆祭公演での予選出場。
全人類初の、リアルタイムで大会のその瞬間に参加したあの緊張と興奮も冷めきってない中からの、北陸地方大会出場。
ユニットごとの出場となれば、脱落するメンバーも出てしまう可能性も否めないことの覚悟も出来ぬまま、
配信頻度が減った原因である騒動の真相も、
目処が付くのかわからないまま会えない日々が続いたにも関わらず、
それらの不安をことごとく吹き飛ばしてくれる報せをもらえたこと、
何より配信でメンバー全員が元気な姿を見せてくれたこと、
彼女たちと出逢えたこの年の最後の日を一緒に過ごせたことが、今年1番嬉しい出来事でした。
そして、年始早々東京での全国大会に臨むとのことでしたが、
私たちは最後まで、その大会での姿を見ることはありませんでした。
ラブライブ!全国大会が行われて、いた。
程なく新しい年を迎え、
その瞬間は近づいてきます。
ラブライブ!全国大会。
幾多のスクールアイドルたちが焦がれて憧れて、
時には学生生活や学業とを天秤にかけたり、
時には投げ出したり、
本当に守りたかったものすら失いながら、
それだけのために費やして、
全てを懸けて進んできてなお、
届くかどうかも分からない、夢の頂。
まさか、共に挑戦出来る日が来るなんて、
推したちが羽ばたく姿を、この目で見ることが出来るなんて、
それだけで夢のような出来事でした。
はてさて、蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさん、2024年はどのような年始をお迎えになりましたでしょうか。
ちょっと思い出してみて下さい。
家でゆっくり、こたつでそばでもすすりながら新年のカウントダウンをしたり、
初日の出を眺めたり、初詣のお詣りや、帰省や旅行などのお出かけをなさった方もいらっしゃることでしょう。
普段あまり会わない、会えない方や、大切な人との時間を過ごしたり。
おせちやお餅や、いつもより豪華で特別な食事を食べたり、
まとまった時間にこなしたいこともいっぱいあったことでしょう。
私も短いながらも連休が取れたので、
例にもれず親戚や友人と騒いだり。
特に訳もなくふらっと出かけたり。
布団の中で無料ガチャを回したり。
それら全てを投げ打って、憧れの舞台へ挑戦する彼女たちに、ろくに応援の声すらかけることもなく。
冬休みどころか、息つく間も無く練習に明け暮れていたことでしょう。
不慣れな地への長距離の移動、勝手の知らぬ場所での本番。
手続きや荷造りなどの準備すら惜しいくらいだったでしょう。
冬の寒さに凍えていた時間だって、決して短いものではなかったはず。
疲労も、不安も、さぞかし溜まっていた中での演技になったと思います。
何かしら大きなミスやトラブル、事故や災害だってあるかも知れないし、
ステージに立てないほどの病気や、踊れないほどの怪我をする可能性なんて、真っ先に心配するべきであるはずだったのに。
彼女たちは私たちの声を、想いを、あんなに信じてくれていたのに、
何もしてあげられなかったどころか、
何もしていなかった。
私たちが敗退の結果を耳にする以前だって、
人目をはばからずか、人知れずとも流した涙が、きっと全員にあったことでしょう。
次の瞬間にはもう前を向いて進もうとしているメンバーだっていたかもしれないし、
立ち上がれない、諦めかけたメンバーだっていたかもしれない。
何を選べばいいかすら、わからなかったかもしれない。
こんなにも苦しい思いをしなければいけないのに、挑み続ける選択しか出来なかったかもしれない。
どんなに悲しかっただろう。
どんなに悔しかっただろう。
…あのくらいで十分に彼女たちを送り出したと思っていたのか。
予選の大会だって、指咥えて見てただけで何を一緒に喜んでたんだ?
推してるような、支えてるような自分に酔ってただけじゃないか。
通信量をプレゼント?
ゲームしてただけだろうが。
結局いつももらってるだけで、
追いかけてるみたいな事を言っておいて、
同じ方向すら向いていなかった。
年始初の配信で、敗退の報告と、新たな決意を述べる彼女たち。
待ち望んでいたはずの配信。
気丈に振る舞う彼女たちに心が痛みましたが、
何もしていなかった人間が心を痛めることなんて、そもそも罪ですらない。
今更労いの言葉をかけることも、感謝の気持ちを伝えることも、
傍観者に許されたことなのかもわからず、謝ることすら自惚れで。
それでも、日々の配信は楽しみで、
彼女たちに、会いたくて仕方がなくて。
もうひとつの報告として、103期1月度Fes×LIVEは、応援してくれている人たちへ、感謝を伝えるありがとうのライブを開いてくれるとのことでしたが、
その時の私には、彼女たちの背中を黙って眺める事以外には、何も出来ませんでした。
ごめんね
そして、毎月楽しみにしていたはずの月末が訪れます。
招待状まで頂いておいて観にも行かないというのは最早義理すら果たせてない、と都合のいい言い訳をしながら、後ろめたい気持ちを共に握りしめて会場へ向かいます。
石川県立図書館の特設ステージ。
この舞台も本人たちが練習の合間に手ずから拵えてくれたもので、
彼女らのバイタリティにも相変わらず感心しきりです…。
そして、衣装も初披露のもので、まさしく本の世界から飛び出してきたかのような、愛らしい出で立ちの少女たちが登場します。
特別な感情を抱いているからそう見えるだけではないのでしょう、
衣装だけでなく、ヘアメイクやアクセサリーの小物一つ一つまでこだわり、
お化粧までしちゃったりして、
この日のためにとびきりかわいくなるための妥協すら一切ありません。
ここまで、これだけのことをしてくれる人が、自分にとってどれだけいるだろう。
眺めてるだけの見も知らぬ赤の他人の私がその中の一人である資格はないのでしょうが…
最初に披露されるのは『Yup!Yup!Yup!』。
招待状まで頂き、改まった場にも思えていた空気がたちまち和らぎ、
彼女たちとの距離も近づいたかのように思え、選曲ひとつにすら思いやりを感じます。
MCでは、悔しさを滲ませながらも努めて明るく話してくれる彼女たちに、やはり想いを重ねてしまいますが、
自分がこの場にいていいのか、
同じような気持ちでいるのもおこがましいんじゃないか…と葛藤を抱えたまま、結局この場に留まることしか出来ず、
彼女たちの精一杯を、どうしても見届けたい気持ちの方が優ってしまいます。
次はそれぞれのユニットが、こちらもこの日のためにしたためてくれた新曲の披露に移ります。
DOLLCHESTRAの『青とシャボン』。
壊れてしまいそうな、消えてしまいそうな想いを、そっと届けてくれます。
“照れ隠しの贈り物”、
しっかり聞こえました。
続けて、みらくらぱーく!の『ミルク』。
打って変わって、ダイレクトな“ありがとう”が優しく染み込んできて、苦い思いを淡くしてくれます。
聴けば聴くほど感謝の気持ちは募り、
感謝の気持ちが募るほど、何かがつかえる。
ここまでの気持ちを抱いてくれて、伝えてくれる彼女たちを、無碍にしていたのかと。
公演は、彼女たちは、進んでいきます。
ユニット曲最後の披露となる、スリーズブーケの曲。
曲のタイトルですでに、誰に当てられて書かれた曲なのか一瞬で浮かびます。
『Special Thanks』。
日野下花帆さんが、初めて一人で作詞に挑戦した曲。
前に進むのもつらかったであろう時に、
ノート一冊を使い切って、
それでも書き上げられなくて、
それでもなお伝えたいことがあって、書き上げてくれた歌詞。
物語の中から現れたかのような少女2人に誘い出されるように、
賑やかに歌い出す鍵盤や弦やラッパたち。
物語を紡ぎ続けていくかのような振りや詞。
曲を彩る全てが本のモチーフで溢れて、
本の中の住人や、動物や、木々や、草花たちまで笑って、踊り出しているかのようで。
そして、彼女たちの歌を読み進めていくうちに、耳を疑うような一節がありました。
自分だけへのメッセージ
心の中で謝ってばかりでした。
思ってすらいないと思われても仕方ない、何一つ届けてすらいない人間なのに、
彼女たちのページには、確かに私もいて。
後ろ暗い気持ちで過ごした日々に、
直接言葉をかけてくれたとしか思えませんでした。
何もかも見透かされて、見守ってくれていたとしか思えませんでした。
負けたけど楽しかったとか、
結果に納得しているのかとか、
彼女たちの言葉が本当の気持ちかどうかだってわからないけど、
力が及ばなかっただとか、
応援してきた人たちに負い目を感じたりだなんて、
涙することがあるだなんて、
そんなのは、絶対にいやだ。
同じ気持ちだと、思っていいんだ。
同じ空の下を、走っていいんだ。
追いかけて、
追いつけなくて、
見失っていたのは、
ずっと背中を押してくれてたからでした。
手をとって、引いてくれて、
また先へと駆け出して行ったけど、
真っ直ぐに進んでいく背中は、やっぱり眩しすぎるけど、
今日もこうやって、走り出せます。
その背中の向こう側が、見たいから。
夢へ、未来へ
「ラブライブ、優勝」。
今現在蓮ノ空に関わる皆様の、共通の願いであるかと思います。
スクールアイドルでいる時にしか、今その時の自分にしか叶えられない夢。
そして、叶えた夢の、
もしくは、
叶わなかった夢の、その先を見届ける岐路に、私たちは立っています。
そのどちらだとしても、彼女たちもいつか彼女たちだけの空へ向かって、
私たちの手の届かない、背中も見えないような遠くへ羽ばたいていってしまいます。
この9人で挑む、最初で最後の大会。
前年に全国大会に出場したといえ、今年もそれが約束される保証はもちろん一切ありません。
今年の大会に挑むのは、誰もが初めてです。
この10月に行われる予選大会で敗退するようなことがあれば、そこで今年の大会は終わってしまいます。
すでに挑戦を終えてしまった、今年が最後のチャンスであったスクールアイドルたちも1人や2人ではないと思います。
蓮ノ空の彼女たちがもしその立場だったとしたらと思うと、二度と叶うことのない夢を引きずっていくかも知れない将来を、案じずにはいられません。
……たったひとつの頂点のそれ以外は、みんなが夢敗れたことになるのかもしれない。
ただ、
夢敗れたとしても、終わりじゃない。
あのときの悔しさが、
諦めずに走り出す勇気をくれた。
あのときの戒めが、
輝き方を教えてくれた。
立ち上がってきたから。
走り続けてきたから。
明日はずっと、輝ける。
未来はもっと、花咲ける。
去年の、今の彼女たちのように。
私たちだって、きっとそう。
目指せ優勝、なんて言わない。
欲しいのは、その二文字だけ。
嬉し涙という勝利の味を、次こそは。
だから、もう大丈夫。
今度は私たちが、花咲かせてあげるから。
自分の、自分だけの願いのためにだけ頑張ってほしかったけど、
君たちが作ってきた道に咲かせてきた、私たちの夢も想いも、繋いでくれるんだね。
今こそその時。
出逢ったこれまでの、
出逢うそれまでの、いままでの全てを懸けて。
叶えよう、みんなの夢。
…正直、それでも、
本当に届くかなんてわからない。
でも、ひとつだけ確かな想いがある。
どれだけ道に迷っても、
どんな未来が訪れても、
きっとまたこうして、君たちのことを好きになる。
いつだってそんなふうに笑ってくれて、
見たかった景色を、聞きたかった言葉をくれる。
9人とも、心の底から愛しています。
あとがたり
本日もお付き合い頂き、本当にありがとうございました。
彼女たちから離れる意気地もなくて、あれからも思い出しては後ろめたくなって。
毎度のことながら、勝手に気持ちに区切りをつけるかのように勝手に書きました。
北陸地方大会が迫っています。
今日は今日はで、体力の限界や、筋肉痛や、学生の本分と戦いながら、
笑ったり、つらかったり、
お腹が減ったり、眠くなったり、
花咲いたり、しおれたりしてることでしょう。
予選大会の9人での『Link to the FUTURE』。
きっとまたここから始めてくれると思ってました。
こちらの本文を初めて公開したのは予選の数日前でしたが、去年からも、今年からも繋がって重なってきたものの1つとして、大切に想ってくれている答えをまたもらえた気がして、
この曲を披露してくれたことは、思い出よりも、約束よりも嬉しかったです。
久々に会えたような、でもいつもそこにいるような。
この9人にしか出来ないことのような気もするし、でも去年の6人にも同じことを思ったっけ。
どんなに形を変えても、いま目の前にあるものが1番いとおしい。
昨日も、明日もそう思わせてくれる歌に、ステージに、感謝しきりでした。
今年は、Fes×LIVE公演の前に応援のメッセージを9人それぞれに送らせてもらうことも出来ました。
ほんのかけらでも不安が、悩みが晴れますように、
この時ばかりは自分が全て受け止めてあげるような想いで送ったつもりです。
彼女たちは、自分から不安や悲しい気持ちををつぶやいたりすることはありません。
声援や期待が、負担になる時だってあるかもしれません。
見守るだけでは、寂しく思っているかもしれません。
何か動きたくて、声をあげることしか出来なくて、それすら届くかもわからなくて、でも何か変わりたくて。
その人がしてほしいことをするというのは本当に難しいです。
自分がつらい時にこそ人に優しくなれる、
そんな人間になりたいです。
最後まで読んで下さって、ありがとう。
毎日一緒に笑ってくれて、泣いてくれて、
休んでくれて、頑張ってくれて、ありがとう。
彼女たちを想って過ごした日々は、そのままみなさんと一緒に過ごした日々です。
それを思うだけで、元気が出ます。
勇気が湧きます。無敵です。
たくさんのありがとうを、ありがとう。
愛してる、くらいじゃ足りないので、
今度はもうちょっと気の利いたことを言えるようにしておきます。