私があなたを傷つけるとき
人を傷つけたくなる時がある。
とだけ書かれた下書きが残っていた。
このサムネをつけて。
この時の私は誰かを傷つけたかったんだなぁと思った。
無性に、特定の人を傷つけたくなる時がある。
その人が傷つくことを言いたくなったりする。
取り立てて、相手が何か悪いことをしたとか、私を傷つけたとか、そういうことはない。
ある時もあるが、ない時の方が多い気がする。
悪くないのに、傷つける。全く理不尽である。
傷つけたい人がいるとき、私はその人に対してイライラしているのだけれど、イライラの理由も特にないというか、相手に非はないと思う。ただ私自身が相手の言動を煩わしく感じているだけなのだ。
畢竟これは甘えなのだろう。
甘ったれている。他人に対して。
そして、執着しているなと思う。
わざわざ傷付けようとするなんて、そこまで執着したいのかと。
人付き合いが苦手、とか、こじらせているという言葉で雑把に扱えば説明は簡単だけれど、この「人を傷つけたくなる」衝動というか、欲はなんなのかを、時折考えている。
たまに我慢ができなくなって、遠回しに傷つけたりする。
そういう自分は嫌だなと思う。
思うけれども、やめられない。
ということは、ある種の自傷行為かも知れない。
私が誰かを傷つけるとき、私は自分自身にも苛立ち、嫌悪する。それは傷ついているのだろうか。
これは性分なのか、はたまた別のものなのか。
何にせよ、治る気配はない。